臣 様 の 言 う と お り

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広臣「連れてけるかバカ！」

『はー？なんでよ！』

広臣「連れてきたいけど...無理なんだよ！」

『心の声漏れてるよ』

広臣「ん”んっ。
王様が行かなければダメなの。」

『隆二がいいのに、私はダメなの？』

広臣「隆二とお前の身分の差考えろ」

『...じゃあ、剛典と牢屋入る。』

広臣「はあ？」






どうしてもついて行きたかったので、何とかねばろうとする。






広臣「駄目なものは駄目。
お前、まだ１７歳だしガキだろ。
お母さん心配するぞ。」





でも、やっぱりダメで。

それより、お母さんの存在忘れてた。笑






『１７歳でも、大人だもん！』

広臣「大人なら、お留守番してるんだな。」

『...。』

広臣「そんなほっぺた膨らましても可愛いしか言えねーよ」




サラッとキュンとする事を言ってくるコイツにまあ腹立つ。





『うっさい。

じゃあ、アンタが作った女子裸条例は、どーすんのよ。
アンタがいない間に破るかもよ？』

広臣「もう既にお前は破ってるからな。

まあその時は見逃してやるとしよう。」

『...そっ。
じゃ、じゃあ馬たちはどーするのよ！』

広臣「兵士がまだ残ってる。」

『...じゃあ＿＿っ!!』






と、私の頭に大きな手を乗っけた。






広臣「んな心配しなくても大丈夫だから。
お前には剛典がいんだろ？
俺がいなくても大丈夫だろ？」

『...広臣が居ないとやだ...。』





何か分からないけど...変な本心だった。


なんでだろう。なんで、こんなことを？






広臣「...ただ他の世界を見てみたいだけだからさ。
世界を見るだけで、そんな心配することじゃないだろ？」

『...ちゃんと帰ってくる？』

広臣「あぁ。帰ってくる。
約束だ。」





と、ニコッと微笑んだ。


コイツに対しての気持ちが揺らめいたのは気のせい？

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