愛されたい…５

臣side ページ32

なんで
アイツがキレてんだよ…

T「Aが言ってる事も分かる…
顔が出る事の方がアイツは恐怖なんだよな」

臣「分かるけど､何かあったら…隆二？」

隆「HIROさんに電話してる……もしもし？」

隆二がHIROさんに電話して､スピーカーにしてくれた…

《隆二か？》
隆「はい､Aちゃんの事を詳しく聞かせて貰えませんか？俺も責任があるので！」
《あぁ､さっきの事か？》
隆「はい､場所ってなんですか？」
《隆二が聞いて､どうする？
助けにでも行くつもりか？》
隆「ｯｯ……行けないのは分かってます」
《なら聞いた所で何も出来ないだろ？
そこに､TAKAHIROも臣も居るのか？》

隆「居ます」
《そうか…》

HIROさんの言う事は正しい…
俺らは何にも出来ねぇのかよ…

臣「HIROさん!!場所だけでも教えて下さい！
場所によっては､行かさないです！」
《臣､行かさなかったらAの素性も全部バレるとしたら？》
臣「え？汗」
《今までの過去から全部､世間にバレたら苦しむのは､お前達じゃない！Aなんだよ？
それでも行かさないと言えるか？TAKAHIRO？》

T「はい」
《TAKAHIROとAが身内だって事もバレるぞ？守ってやれるのか？
守ってやれるなら､教える！》
T「……ｯｯ」
《答えれねぇだろ？分かってて聞いた…》
T「え？」
《俺もAを守れるか不安だから…
今どうしたらいいか､必死で考える…父親として》
T「HIROさん…」
《アイツは1回決めた事は曲げない…
TAKAHIROは会ったんだよな？》
T「はい､話しました」
《何かおかしい事は無かったか？》

TAKAHIROさんが必死で思い出してる…

T「まぁ､記者の人は結構あんな感じだと思いますけど……あッ！」
《なに？》
T「帰る間際､Aにまた会えるの楽しみにしてるね！って言ってました!!汗」
臣隆「あッ！汗」
《それだ…その後に電話があったんだ､
どうしたらいいんだよ…汗》
T「HIROさん…A､LDHを辞めるって言ってました！それを､明日HIROさんに相談するから､その前に俺と隆二に話をしに来てくれたんです！」

《え!?》

T「臣の傍にずっと居たいからって言ってました…だから､辞めた事に出来ないんですか？」
《辞めたと言った所で載るだろ？マネージャーの前に､元が付くだけだぞ…》
T「そうですね…汗
とりあえず､俺も考えますから場所教えて下さい！俺はAの兄なんですよ？」

《分かった…､
○○○ホテルのラウンジに明日の夜20時だと言ってた》

マジかよ…汗
完全アウトだろ…

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