愛されたい…５

隆二side ページ12

Aちゃんが
素直に喜んで受け取ってくれると
ばっかり思ってた…

けど､
喜んでくれてるのは伝わる…
でも､何処か納得行かないような顔してて…

ダメだったかなぁ…と思ってたら
臣が聞いてくれて､
Aちゃんが

『ファンの子達の事を思うと…うちは､
今でさえ､隆二くんやおみがこんなに近くに居るのに…LIVEまでこんないい席でいいのかなぁ…と思って…』

そっか笑
Aちゃんはそういう子だって忘れてたわ！
マジで…笑

それから､
臣と俺の話をずっと黙って聞いてた…

《隆二！俺の嫁って事は忘れて貰ったら困る！》

隆「臣､実際忘れる訳じゃねぇし！笑」

《分かってっけど､無理…A？》
『ん？』
《まだ何かある？笑》
『どうしても､ファンの目線で考えると…
めっちゃ申し訳なくなる…』
《じゃあ､チケット返せば？隆二に！》

隆「『え？汗』」

《心底楽しめるファンに譲れば？》

隆「臣！汗」

《俺らはさぁ…来てもらった人に楽しんで､感動して､幸せな気持ちになってもらえる為に歌うんだよ！A？分かるよな？》
『うん…』
《だから､楽しめないならやめとけ！》
『………いやや』
《なら､もう気にすんな！分かった？笑》
『うん!!』

隆「俺も目の前にAちゃんが居ると､安心するしね！笑」

それは本音…


『そっか笑､分かった！
明日はマネやなくて､ファンとして見る！笑』

隆「うん！で､感想聞かせてね！笑」

『うん！分かった！笑』
《A､よかったな！笑》
『うん！』
《あぁー､いいなぁー…》
『ん？』
《隆二！初日だけA､貸して？笑》

隆「はぁ？無理だし！
しかも､臣の初日と俺の次のLIVE被ってんじゃん!!笑」

《あッ！そうだわ……ダメじゃん…》
『おみ？』
《ん？なに？笑》
『上手くゆえんけど…
うちが愛してるのはおみやから､大丈夫！
ちょっと嫉妬？するかも知れんけど､
めっちゃカッコイイおみをみんなに見てもらって来て！笑』
《フｯ笑､何か元気出たわ！笑》

隆「Aちゃん？」
『ん？笑』

俺の事も見て欲しくて、
Aちゃんの頭にキスを落として…

『ｯｯ／／』

隆「明日は俺だけ見ててね！笑
じゃあ､部屋に戻って寝るわ！」

Aちゃんの頭をポンポンとして、

隆「じゃあね！明日！臣､おやすみぃ！笑」
《あぁ､おやすみぃ！笑》


俺はAちゃんに笑顔を向けて、
口に人差し指を当てた…笑

臣に内緒だよ！って意味を込めて…

『おやすみなさい／／／』

ほんと可愛い…

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