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なんで
この場所を知ってるのよ…
カウンターへ戻ろうとしたら
腕をつかまれた…
『気持ち悪いから触んないで!!』
と私は手を振り払った…
そう…
この男は私が遊ばれた男で
やれれば誰だっていいやつ…
元カレっていうのが正しいのだろうけど
言いたくない…
男「チッ…お前、酷くね?」
『……』
酷い?
ふざけないで…
男「ほんとお前って変わってねぇな」
『変わろうとも思わない』
男「あっそ、
顔と身体だけはいいのに勿体ねぇな!」
『さいてー』
男「え?」
『最低!!って言ったの!!帰って!!!!』
私はそいつを押して店から出して
私も外に出てドアを閉めた…
閉める時に
俊「A!!汗」
と俊ちゃんの声が聞こえたけど
これ以上
昔の話を聞かれたくない…
『誰に聞いたの?』
男「ここか?」
『そう』
男「あいつがたまたま見掛けたってよ!」
あいつ?
『………みか』
男「あぁ、俺たち夫婦になってるからよ!」
『そっ、いいんじゃない』
男「んまぁ、身体の相性はお前『やめて!!』っ、」
私はそいつをビンタしてしまった…
『ほんと気持ち悪い』
男「あ?」
『思い出すだけで吐き気する』
男「お前…『ほんと無理』っ、」
私が軽蔑した目で見ると
男「その目…やめろ」
『あんたの記憶、消せるものなら消したい』
男「分かったから!汗」
『もう2度と…来ないで』
私はそいつを無視して店に戻り
鍵を閉めた…
『っ、』
あいつに触られたところが
ほんと気持ち悪くて仕方がない…
と目を閉じて思ってると
フワッと匂いがして
優しく抱きしめられた…
その腕の中が暖かくて涙が溢れた…
?「何もされてない?」
『っ…ふぇっ…いまいち…さんっ…っ』
隆「ならよかった!」
とだけ言って
それ以上は聞いて来なかった…
でも
泣いてる私を落ち着かせるように
背中をずーっと優しくさすってくれてた…
『っ、もう…だいじょうぶ…っ』
隆「ほんとに?」
『はいっ…笑』
隆「ほら、みんな心配してるよ?笑」
と今市さんが身体を避けると
カウンターにはみんなの笑顔があった…
そして
誰一人と
あいつの事を聞いては来なかった…
『っ、』
それがみんなの優しさなんだって
身に染みて分かり
あいつの事は
私の頭からはもう消えていた…
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Ri(プロフ) - みぃー姉さん» よろしくお願いします(^-^)v (2020年2月13日 21時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
みぃー姉(プロフ) - Riさん» 了解しました(*`・ω・)ゞ (2020年2月13日 20時) (レス) id: 1a07793a27 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - みぃー姉さん» ありがとうございます(^-^)、作品を読んでいて「え?」って思う事とかあれば気軽に言って頂けると嬉しいです! (2020年2月13日 20時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
みぃー姉(プロフ) - Riさん» いえいえ、更新はRiさんのペースで大丈夫ですよ(*^^*)何度も読み返しては1人でふむふむとか言ってますから(笑)体調には気を付けてくださいね! (2020年2月13日 20時) (レス) id: 1a07793a27 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - みぃー姉さん» コメントありがとうございます!この作品を気に入って頂けて嬉しいです!かなりノロノロな更新ですみませんm(__)m (2020年2月13日 13時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ri | 作成日時:2020年1月31日 20時