ONE WAY LOVE 〜片想い〜

臣side ページ34

俺の腕の中に
Aちゃんが居るってだけで
スゲー幸せな気分になる…


このまま連れて帰りてぇぐらい…




臣「……ごめんな､」




と言うと




『えっ…』




と俺の腕の中から顔を上げ
俺を見つめるから
俺はAちゃんの頬に手を添えて
涙を拭いてやった…




臣「あんな…冷たくて
突き放したような言い方して…」



『っ､私がっ「それは聞いた！」っ､』



臣「けど､
俺だって謝んねぇと気が済まねぇの！汗」



『っ､とさかさん…』



臣「ほんと…ごめん､
決して､お前を嫌いになったとか
突き放した訳じゃねぇから！
それだけは分かって？」



『はいっ､』



臣「それと…
俺を拒まねぇで欲しい…頼むから…」



『っ…っ､』




Aちゃんは
また涙を流して
首を縦に振った…


それに俺はスゲー安心して
もう一度強く抱きしめた…


Aちゃんを包み込むように…





臣「………よかったぁー､」



『っ､とさかさんっ？』



臣「俺…マジで嫌われたと思ったもん…」



『っ､』



臣「だから､今マジで安心した…」



『………ごめんなさいっ』



臣「もう謝んな！
お前は悪くねぇもん…」



『じゃあっ…登坂さんも謝んないで下さいっ､』



臣「ふはっ､分かった！笑」





と俺がAちゃんに微笑むと
Aちゃんも少し微笑んでくれた…





俊「はぁーい!!おしまい！」





と俊さんが俺からAちゃんを離した…





隆「臣､なげーわ…マジで」



俊「ほんとなげー！」



臣「すみません笑」



俊「ったく､なに笑ってんだよ!!笑」





と俊さんは俺の肩を叩いて
Aちゃんを連れてカウンターへ戻った…

そして

俺と隆二は元のボックスへと戻った…





T「2人ともよかったじゃん！笑」





とTAKAHIROさんが微笑んでて
岩ちゃんと健ちゃんも微笑んでくれてた…





俊「あっ汗
A､ちょっと店見てて！」



『え？』



俊「買い忘れたものあるから
そこのコンビニ行ってくるから！汗」



A「俺たち居るから大丈夫だよな？笑」



『……はいっ笑』





俊さんが慌てて店を出て行った…


それを確認したAちゃんが…





『あの…TAKAHIROさん？汗』





とTAKAHIROさんを呼んだ…




T「ん？どーした？」



『えっと…ATSUSHIさんとTAKAHIROさんに
お願い…というか､相談が…汗』



A「いいけど？」



T「ん？」





TAKAHIROさんはATSUSHIさんの隣に
座りに行った…

俺たちは静かに話を聞いた…

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