ONE WAY LOVE 〜片想い〜

臣side ページ27

あぁー!!!!!!

クソ､イライラする!!!!




臣「ﾁｯ」




舌打ちを無意識にしてしまった瞬間…




ーその舌打ちも！




と微笑みながら言ったあいつの顔が浮かんだ…





臣「………」




泣いてたってなんなんだよ!!


俺との電話の時は
泣いてなかったじゃねぇーかよ!!




臣「っ､」




ほんと意味分かんねぇよ…





岩「臣さん？」



臣「岩ちゃんさぁー」



岩「はい？」



臣「………片想い…ってした事ある？」






と俺は岩ちゃんの返事を待った…






岩「ありますよ？笑」



臣「それは実ったの？」



岩「はい！
学生時代の話っすけどね？
スゲー頑張りましたもん！笑」



臣「実ったんだ！
よかったじゃん！笑」



岩「なんか､
向こうはまじで興味無いって感じで
まじで必死でした笑」



臣「どーしたの？」



岩「とりあえず…仲良くなれるように
自分から話しかけたり
連絡したりして心を開いてもらえるように
してました！笑」



臣「やっぱ……そうだよな､」




Aちゃんが
俺の事を信じてくれるようになって
俺に心を開いてくれなきゃ
その先は進めねぇ…





岩「……Aちゃんすか？」



臣「……あぁ」



岩「あの子は中々難しそーっすもんね汗」



臣「…………難しい…か」



岩「え？」



臣「多分だけど……隆二も惚れてる」





と岩ちゃんだけに相談も兼ねて話した…





岩「えっ､マジっすか？汗」



臣「あぁ､まじだよ」



岩「で､Aちゃん…自身は？」



臣「俺らには全くだわ…汗
んまぁ､最初よりは普通に話せるようには
なって来てる…けど､」



岩「けど？」



臣「まだ軽蔑の目は取れてはねぇな…」




と俺が岩ちゃんに苦笑いしてると…




《おみぃー!!!!岩ちゃん!!!!》




と隆二が呼ぶ声がした…





臣「行くか！笑」



岩「はい！
あっ！臣さん！笑」



臣「ん？」



岩「話ならいつでも聞きますから！笑」




とあの王子様スマイルを俺に向けた…




臣「ふはっ笑､さんきゅ！笑」




と岩ちゃんの肩に腕を回し
2人でリハにと戻った…





隆「2人ともおせぇーよ！笑」



臣「ごめん笑」



健「何しとったんや！」



岩「女子トークっす！笑」



健「何が女子トークや！
お前､男やろ！！」



臣「ふはっ笑」



隆「はははっ！まじウケるわ笑」




隆二は2人のやり取りで
あのニャンちゅうスマイルで笑ってて
普通だし
俺も今は一旦忘れて
LIVEとメンバーの事だけに集中しよ…笑

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