ONE WAY LOVE 〜片想い〜

17 ページ17

え？


なんだったの…汗




俊「なんだって？」



『もうすぐ終わるから待ってて！ってだけ
言われて切れた…汗』





と言って
今市さんにスマホを返した…





隆「………そっか笑」





と笑った今市さんの笑顔は
いつもの笑顔ではなかった…





隆「ん？どーした？
そんな見つめられると照れんだけど笑」



『え？あっ!!ごめんなさい汗』





と私は慌てて目を逸らした…




俊「A､どーする？」



『え？』



俊「登坂待ってんの？」



『う〜ん､どうしたらいい？汗』






と私は俊ちゃんに助けを求めた…





俊「まだ閉店の時間じゃねぇから
俺はまだ居るけど？」






と俊ちゃんは言ってるけど…




ちょっと身体ダルいしなぁ…汗




『…………伝えといてくれる？』



俊「ん？」



『疲れてんのか､身体ダルいし
今日は帰りたいから…汗』



隆「大丈夫？汗」



『うん､大丈夫』



俊「分かった！
気を付けて帰れよ？」



隆「送って行こーか？」



『うん！
もう､すぐ近くなんで大丈夫です』





私はお代だけ置いて
席を立ち店を出た…





『はぁー……』





風邪引いたかなぁ…汗





？「Aちゃん!?汗」





と名前を呼ばれて前を向くと
息を切らして走ってくる登坂さんがみえた…





『登坂さん…』



臣「俺から誘っといて､
ほんと､ごめん！汗」



『……別にいいですよ』



臣「もう帰んの？汗」



『今日はちょっと…汗』




と言った瞬間…




『っ!!』




登坂さんの手が私のおでこに触れた…

私は反射的に身体を竦めてしまった…




臣「送る」




と言って私の前に背中を向けてしゃがんだ…




『え？』



臣「早く乗れよ」




いやいや…




『何言っ「熱あるだろうが！」っ､』



臣「早くしろ！」





と私の腕は引っ張られて
登坂さんの背中に乗ってしまった…汗





『下ろして!!汗』



臣「黙って乗っとけ!!」



『っ､』





登坂さんの怒ったような低い声に
私は何も言えなくなった…






臣「偉いじゃん！笑」



『え？』



臣「どこに住んでんの？」






と聞かれ､
私は道案内してアパートまで送ってもらった…






『っ…ありがとうございます』



臣「いいから早く入れ！」



『うん』






私は部屋の鍵を開けて入ろうとした時…





『っ､』




熱のせいなのか目眩がして
咄嗟に目を閉じた…





臣「おい!!汗」





倒れそうになった私を受け止めてくれたんだ…

臣side→←16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す