麻衣の親友は……8

婚約6 ページ8

ルーシェ:……

主:あたしや母さんがただの人間だったら、あなたは興味を示してない。あたし達は力があったからあなたは惹かれた。

ルーシェ:我がお前たちに惹かれたのは力のせいだと言うのか？

主:えぇ。

ルーシェ:……

主:でも、あたしの力を狙ってた男たちの中で、あなたは1番純粋だった。今までは。

ルーシェ:何が…違うというのだ？

ルーシェが力を込める。

主:今のあなたは嫉妬に駆られてる。このままじゃ、あなたの先代と同じ間違いを繰り返すわよ。

ルーシェ:っ…

力が緩む。

主:大丈夫よ。あなたは寂しいだけだものね。

ルーシェ:!!!!お前…

主:見てたらわかるわよ。あなたが寂しがり屋なことくらい。

ルーシェ:……

ルーシェが俯く。

あたしはルーシェから離れ、スマホを拾う。

主:ごめんなさい。また今度ね。

ぼーさん:あぁ。明日な。

主(明日???)

あたしは疑問に思いながらも電話を切った。

主:ルーシェ。

ルーシェ:帰る。

主:ちょっ…もう。

ルーシェはそのまま帰った。

主:……マホのバカ…なんで…ノリたちの所になんか…


〜翌朝〜


主(今日か。ルーシェとの結婚式…)

ぼーさん『あぁ、明日な。』

主(ノリ…祝いに来るのかな…最愛の人に祝われるって…なんかやだな…)

ルーシェ:フィオナ。

ルーシェが外から来る。

主:相変わらず自由ね。

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