麻衣の親友は……8

婚約4 ページ6

主:ふーん。

主(後で調べてみようかな。)

ルーシェ:何考えてる。

主:別に。


〜夜〜


あたしはルーシェが帰った後自分なりに調べた

主:ルーシェの祖先が…ねぇ。人間と恋に落ちて人間を拉致、か。神隠しと恐れられ生贄を出すようになった。でもその人間は帰ってこず、恋愛の神様から邪神へと…か。ルーシェは何も悪くないのに。あたしだって人間なのに、憎くないのかしら。

突然電話がなる。

主(こんな時間に？)

主:もしもし？

？:あ、出た！ぼーさん、出たよ！

電話口から懐かしい声が聞こえた。

主:え、麻衣？なんで電話番号…

麻衣:え？真穂兎さんから何も聞いてないの？

主:は？マホから？

麻衣:何も聞いてないんだね。今、真穂兎さん、事務所にいるよ？

主:マホに変わって。

麻衣:？う、うん。真穂兎さん。Aが変わってって。

真穂兎:もしもし、変わりましたよ。

マホの声が聞こえてくる。

主:変わりましたよ。じゃないわよ。何してるの？

真穂兎:何してるも何も、事務所の様子見ですけど。

主:そこはまどかがいるはずでしょう？

真穂兎:えぇ。でも、まどかじゃ心配ですから。機械音痴ですし。

主:そ、それは…

真穂兎:まぁ、明日には帰りますから。

主:いや、明日は式が…

真穂兎:間に合いますよ。自家用で来たんですから。

主:はぁ…あんたらしいわ。

真穂兎:じゃあ変わりますね。

主:え？変わるって…

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