婚約3 ページ4
使用人:今まで逃げ出してたのですから。
主:…言わないで。分かってるから。
使用人:でも、お嬢様、変わられましたね。
主:え？
使用人:ここを出るまで、生きる屍みたいでしたよ。何の希望も持たず、あの方たちの言いなりで。
ナル:僕たちと知り合う前の話か？
使用人:いいえ。あなた方と知り合っても目に光がありませんでしたもの。
主:あの頃はほんとに○にたくて○にたくて仕方なかったな。
使用人:シェイラお嬢様やマホト様くらいでした。お嬢様が心を開いていらしたのは。
主:ノリのおかげかもね。
？:またほかの男の話か。
低い声が聞こえた。
使用人:ルーシェ様。突然入られないでくださいとあれほど。
振り返ると男が立っていた。
ルーシェ:うるさい。我はフィオナから他の男の名前が出るのが嫌なのだ。
男があたしを抱きしめる。
主:ルーシェ。離して。
ルーシェ:やだ。
主:ルーシェ。言ったはずよ。
ルーシェ:忘れさせる。絶対に。
主:あんたさ、なんで邪神なんて言われてんの？
抵抗するのを諦めルーシェを見上げる。
ルーシェ:知らん。
主:知らんって、あんたの事じゃない。
ルーシェ:さぁな。物心着いた時からずっと言われ続けた言葉だ。理由なんぞ知らぬ。
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rin0412(プロフ) - ほんとですか！？楽しみに待ってます！！ (2021年12月27日 9時) (
レス) id: dc8d4c9c09 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇姫(プロフ) - rin0412さん» コメントありがとうございます。すごく嬉しいです！まだ、途中なので完全に終わらせられるよう頑張ります！ (2021年12月26日 21時) (レス) id: 1332a61b84 (このIDを非表示/違反報告)
rin0412(プロフ) - 最近ゴーストハントにハマりこの小説を見ました！2019年に執筆されていたようなのでこのコメントは、届かないかもしれませんがとても面白かったです！！楽しい時間をありがとうございました！ (2021年12月24日 17時) (レス) @page16 id: dc8d4c9c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇姫(黒いばら姫) | 作成日時：2019年6月11日 16時
