人形の家9 ページ10
〜夜〜
夜になると、渋谷氏と麻衣は典子さんたちを応接間に集めて暗示を始めていた。
無意識の暗示…もし、人間がポルターガイストを起こしてる場合、暗示をした通りにしてしまう。ただし、霊の仕業の場合は何も動かない。
あたしはずっと礼美ちゃんが抱いてる人形、ミニーが気になって仕方なかった。
ミニーがあたしの方を見てニヤリと笑ってる気がしてならないのだ。
ナル:結構です、あとはご自由にお過ごしください。
〜ベース〜
麻衣:A?ずっと黙ってるけどどうしたの?
主:え?なんでもないよ?(*^^*)
滝川さんと松崎さんにバレるとたぶん、疑いの目をかけられるのは分かってるからね。
ナル:リン、異常は?
リン:ありません。
タッタッタッタッガチャ!
扉が空いたと思えば香奈さんが焦ったように来た。
香奈:ちょっと来て!
リンさん以外の皆が香奈さんを追いかけた。あたしも一緒に行こうとした時、だった。
グイッドンッ
主:!?
またもや腕を力強く引っ張られ、後ろに倒れた。
主:ったぁ…
?『おねぇちゃん!!あそんで!あそんで!』
主:あーもぅ!!あなた達とは遊べないの!
そう叫ぶとニヤニヤしていた子供たちがふと無表情になりこう言った。
34人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒薔薇姫(黒いばら姫) | 作成日時:2019年2月7日 9時