秘密の花園4 ページ4
Aside
こんなところにボートがあったなんて知らなかった。
岸辺に海に反射して青白く光る百合の花が咲いてる。
確か、花言葉は純粋、無垢、威厳だったような。
昔祐也に教えてもらったんだっけ？
百合って祐也みたいな花じゃない？だって、凛としてて、綺麗で香り高くて。それでもってみんなに愛されて。
だから、私の好きな花ナンバーワンなの
小舟のロープをほどいて祐也が飛び乗る。
少し隙間があって私が躊躇っていると、手を差し出して引いてくれた
それからしばらくゆっくりとオールを漕ぎながら2人で星を眺めた。
月に照らされた横顔がすごく綺麗で…
「ねぇ、祐也って本当に綺麗な顔してるよね！」
「なになに？A、急にどうしたの？俺に惚れ直しちゃった♡」
惚れっぱなしだよ///
「まぁ、かっこいいからモテるのはしょうがないけどさ……
もし祐也が他の女の子と付きあったら
私…」
するとニヤニヤしながら話を聞く祐也。
何が面白いのよぉ！
「俺が浮気したら、Aどうするの？嫉妬しちゃう？」
「んー、じゃあ…
ただただ冷静に接する。全く妬かない。
けどこうやって呼び出されても無視するかな？」
肩を落とす祐也。
「えぇ！リアルにつらいやつじゃん！マジかよ〜
A、妬いてもくれないの？うわぁもう絶対浮気とかしないわ〜っていうか
俺がA以外の子を好きになるわけないんだけどね？」
本気になりすぎて前のめりの姿勢になる彼と私の顔が近づいて……
キスするわけでもなく同時に2人で笑い出す。
こういう落ち着ける関係が好きなんだ。
ってえっ？………/////
不意に抱きしめられて、胸の鼓動が祐也に聞こえそうなほど大きくなる。
「ね？…祐也？もしさ、私が今日来なかったらどうした？」
「Aが来なかったら？そんなのやだよ〜
けど、多分朝まで待ってた。
本当に来てくれなかったらマネージャーを呼び出してそのまま仕事に向かったと思うよ。
けど、Aに会えてよかったわ。だって、Aも俺のこと好きだってわかったから。
だって心配してきてくれたんでしょ？」
「だって……心配になるじゃん。
私も………会えて嬉しい…よ////」
すると祐也は返事もせずに抱きしめる力を強めた。
私も彼の胸に顔を埋めて、しばらくそのまま二人で海をさすらった。
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アカトウネ(プロフ) - 雪さん» 雪さん！嬉しいお言葉ありがとうございます！それなのに更新遅くて本当にごめんなさい汗 こんな怠惰な作者ですがこれからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年1月25日 19時) (
レス) id: b52f14ef66 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - アカトウネさんのお話にいつも、ドキドキしてます。何回読んでも面白いです。 (2017年1月24日 22時) (レス) id: 8f119e8986 (このIDを非表示/違反報告)
アカトウネ(プロフ) - 凜さん» 凜さん！お久しぶりです！なんて優しい人なんだ！F4もそろそろ更新します。応援本当に本当にありがとうございますm(_ _)m (2016年12月27日 23時) (レス) id: b52f14ef66 (このIDを非表示/違反報告)
凜 - ヤバイ!!!!何だこれは！ドキドキが止まらないー！面白いです！ (2016年12月27日 21時) (レス) id: 09856dbee7 (このIDを非表示/違反報告)
アカトウネ(プロフ) - シゲパーナさん» ありがとうございます！！！すっっごくうれしい♪♪泣きそうです。返信遅くなってしまってすみません。これからもよろしくお願いします！ (2016年7月5日 19時) (レス) id: 6842944fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカトウネ | 作成日時：2016年4月11日 20時
