Pearl−White Eve5 ページ15
Aside
目が覚めると慶ちゃんの腕の中にいて、冷え切った空気に外を見ると真っ白だった。
彼の腕からそっと抜けてガウンを羽織ってから、窓を開けて庭に出ると、木の葉からふわっと雪が降りてきて、指輪みたいに輝いて、
それから溶けた。
私と慶ちゃんの関係がこの雪みたいだったらどうしよう。
そう思うと涙が出そうになって…
何て情緒不安なんだろう。
自分が嫌になるよ…
すると後ろから声が聞こえた。
「Aちゃん、今もしかして泣いてる？
当たりでしょ？
俺ね、ぜっったいにAちゃんを離さないから。
逆にね」
そう言って慶ちゃんは私を引き寄せた。
「Aちゃんが逃げたくなっても逃げられないほど束縛しちゃうかも。」
……/////
束縛されたい……かも………なんて口には絶対出せないけど。
この人にずっとついていこう、そう決めたの。
背の高い彼にキスしようとしたけど、背伸びしても届かなくて…
その瞬間にニコッと笑って彼がしゃがんだ。
「これなら届くでしょ？Aちゃん。」
………////
そっとキスをすると「もっかいして？」と見つめる慶ちゃん。
頷いてキスすると彼は私をひょいと持ち上げて部屋に入れた。
「俺のAちゃんに、風邪ひかれたら困るからね。」
彼が私の凍った心を溶かしてくれた。
数年後のクリスマスイブ、
彼は溶けない指輪を私にくれました。
〜Pearl−White Eve〜 end
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アカトウネ(プロフ) - 雪さん» 雪さん！嬉しいお言葉ありがとうございます！それなのに更新遅くて本当にごめんなさい汗 こんな怠惰な作者ですがこれからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年1月25日 19時) (
レス) id: b52f14ef66 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - アカトウネさんのお話にいつも、ドキドキしてます。何回読んでも面白いです。 (2017年1月24日 22時) (レス) id: 8f119e8986 (このIDを非表示/違反報告)
アカトウネ(プロフ) - 凜さん» 凜さん！お久しぶりです！なんて優しい人なんだ！F4もそろそろ更新します。応援本当に本当にありがとうございますm(_ _)m (2016年12月27日 23時) (レス) id: b52f14ef66 (このIDを非表示/違反報告)
凜 - ヤバイ!!!!何だこれは！ドキドキが止まらないー！面白いです！ (2016年12月27日 21時) (レス) id: 09856dbee7 (このIDを非表示/違反報告)
アカトウネ(プロフ) - シゲパーナさん» ありがとうございます！！！すっっごくうれしい♪♪泣きそうです。返信遅くなってしまってすみません。これからもよろしくお願いします！ (2016年7月5日 19時) (レス) id: 6842944fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカトウネ | 作成日時：2016年4月11日 20時
