秘密の花園2 ページ2
Aside
この入江は花がが沢山で、夜になると月明かりがさーーっと驚くほど差し込む。
昔祐也と偶然見つけた花園で、知ってる人はほとんどいない。
一言で言い表せば、幻想的。私の大好きな場所。
そこに今、私の大切な人が1人ぽつりと座って海を眺めている。
2人でちっちゃい頃からここにきて遊んだな〜なんて思い出す。
いつもは強気に振る舞うからテレビの中でも隣にいても大きく見えるけど…
今日はなんとなくこぢんまりとしてる彼。
ちっちゃくて可愛い///…って言ったら怒るかな(笑)
後ろからそーっと寄って背中に抱きつく。
「うわぁぁっっ！ってA！
もぅ、マジ驚かせんなって〜！あーびっくりした！ほら、隣座って？」
やっぱり私の彼氏は可愛い。
「ちゃんときたよ〜。
それにしても真夜中に呼び出すなんて、祐也、どういうつもりなの？
マスコミの人対策にしても遅すぎない？」
「Aのママにバレなかった？」
「うん、なんとかね。」
安堵と不安が混ざった表情が月に照らされる。
「ねぇ、祐也？私がついてるからね？
悩みでも…あるの？」
こっちを向いてふわっと笑顔に変わる。
テレビで見せるキラキラなスマイルじゃなくて、力が少し抜けたこの表情が好き。
それから、彼は私の問いに答えずに真剣な顔になっていう。
「ねぇ、A…キスしても…いい？」
「へっ？」
え？そんなムードだったっけ？
ちょっと焦る…
祐也は昔から隣にいてくれたお兄さんみたいな存在でいつからか友達の延長線的に付き合っていた。
だから、キスした経験はほとんどなくて…
月の光が祐也の後ろから差す。
綺麗…誰が見ても見とれてしまう彼に彼女である私が惚れないわけがないよ…///
慌てながらもうん、と頷くと祐也はそっと唇にキスをした。
激しいキスじゃなくて、優しい、触れるだけのキス。
「やっぱり、俺、Aの事好きだぁぁ。
どんな女優さんよりもAの方がめっちゃ可愛いし
………誰よりもAの事愛してる自信あるからねっ。
三日月の光のせいで浮ついてるわ、俺」
言いながら照れてるのが分かる。
やっぱり…可愛い///
アイドルとしてはあんなにも照れくさい台詞を躊躇なく言えるのに、プライベートとなったらこうなんだもん。
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アカトウネ(プロフ) - 雪さん» 雪さん！嬉しいお言葉ありがとうございます！それなのに更新遅くて本当にごめんなさい汗 こんな怠惰な作者ですがこれからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年1月25日 19時) (
レス) id: b52f14ef66 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - アカトウネさんのお話にいつも、ドキドキしてます。何回読んでも面白いです。 (2017年1月24日 22時) (レス) id: 8f119e8986 (このIDを非表示/違反報告)
アカトウネ(プロフ) - 凜さん» 凜さん！お久しぶりです！なんて優しい人なんだ！F4もそろそろ更新します。応援本当に本当にありがとうございますm(_ _)m (2016年12月27日 23時) (レス) id: b52f14ef66 (このIDを非表示/違反報告)
凜 - ヤバイ!!!!何だこれは！ドキドキが止まらないー！面白いです！ (2016年12月27日 21時) (レス) id: 09856dbee7 (このIDを非表示/違反報告)
アカトウネ(プロフ) - シゲパーナさん» ありがとうございます！！！すっっごくうれしい♪♪泣きそうです。返信遅くなってしまってすみません。これからもよろしくお願いします！ (2016年7月5日 19時) (レス) id: 6842944fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカトウネ | 作成日時：2016年4月11日 20時
