【d！】幼き軍人特待生【zm】 (ページ10)

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zm｢ししょ〜！！｣

そう言って元気いっぱいの声を出しながら、私の部屋の扉を勢いよく開けるゾム

今日は珍しく"ゾムの教官担当が私じゃない日"だ。書類作成や幹部会議、他の作業などで手が空いていない日は今日みたいに他の人にゾムの教官を頼むことにしている

現に今も書類と対面中で書類以外にも明日までに育成所関連のデータ資料も完成させないといけないため、ちょうど作業のし過ぎで目が血走っていたところだった

『ん…？どうしたんだゾム？今は休憩中か？』

zm｢せやで！きゅうけい時間やからししょうに会いに来てん！｣

私の元まで来て無防備な私にぎゅっと抱きつきくふくふと嬉しそうに笑うゾム。ゾムに抱きつかれた瞬間、自分でも分かるくらいに仕事の疲れが回復し、""マイナスイオン""が溢れだしている空気の美味しさに感動してしまう

『ふふっ、私もゾムと会いたかったぞ』

zm｢ほんま…！！｣

『ほんとだぞ！』

zm｢んふ、ししょう好き〜！｣

あー。。ほんとに癒しでしかない。。。こんなマイナスイオンを出してる教え子が将来幹部を期待されている特待生だというギャップが凄すぎる

zm｢明日はししょうと訓練できる…？｣

『もちろん明日は出来るぞ！』

zm｢やった〜！はやくししょうと訓練したい！｣

zm｢ぼくな…！ししょうと訓練してる時が、いちばん好きな時間やねん！｣

『そうなのか、私もゾムと訓練する時間が好きだぞ』

zm｢ししょうと好きな時間いっしょ…？｣

『一緒だぞ！』

zm｢！！！！！｣

私の言葉にエメラルド色の瞳をきらきらと輝かせて喜ぶゾムを見て私は教え子の頭をふわふわと優しく撫でた

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