【d！】幼き軍人特待生【zm】 (ページ7)

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『ゾム、もう朝やけど起きれる？』

zm｢んー。。ねむたい。。｣

そう言って眠たいアピールをするためにか先程よりも毛布を深く被るゾム

まぁそらそうか…昨日あれだけ夜中に訓練したんだからそりゃ眠たいわな。。日中訓練したあとの夜中でもいつも通りの質が落ちない実力を見せてたけど、いつもよりぽやぽやと眠たそうな顔はしてたなとは思うし…

『そっか、昨日たくさん頑張ったもんな』

そう言ってゾムの頭を撫でると毛布越しにゾムが小さくこくりと頷いたのを感じ取った

無理やり起こすのも可哀想だし私はそんな鬼教官でも無いので、今日はゾムが満足するまで寝させてあげよう。せっかくだしゾムが寝ている間に朝ごはんを食堂から持ってこようかなと思い、撫でるのをやめて立ち上がると

zm｢ししょ〜…いかんといて。。。｣

"駄々っ子"のような少し不貞腐れた声を出しながら、ひょこっと毛布から顔だけ出して悲しそうな顔を私に向けるゾム

『すぐ戻ってくるから大丈夫だぞ』

zm｢……いやや。。ししょうは。。ぼくのよこいといて。。。｣

『朝ごはん取りに行くだけやからすぐ戻ってくるし、戻ってきたらゾムが起きるまでずっと隣に居とくで』

zm｢や…｣

そう言って瞳を潤ませながら""甘えんぼ""なところをめいいっぱい出してくるゾム

他の人には見せない甘えんぼな姿を私にだけ見せてくれるゾムを見る度に慕れているんだなと実感すると同時に、"甘やかしたい欲が溢れだしてくる"

こういう感情を持ち始めてしまうとその甘やかしたい欲に抵抗することが難しいのは自分自身よくわかっていた

『しょうがないな。。隣に居といたら良いのか…？』

zm｢うん。。ししょう、ぼくのとなり。。。｣

zm｢あたまもなでて。。。｣

『ふふっ、私がこんなに甘いのはゾムだけだからな』

そう言って優しく笑いながら寝かせるようにそっとゾムの頭を撫でる

zm｢やった〜……！ししょうすき〜……！｣

"こういうことを言ってくるからまた甘やかしたくなってしまうのだ"

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