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『好きな道具を使って今からこいつを""どん底""に落としてみろ』
そう言って私は拷問道具セットをゾムの前に広げ、ゾムの選択を待つ
道具には主に鎌やナイフ、斧などの外傷を負わせるものと、毒や危険化合物、一酸化炭素吸入器などの体内で害を及ばせるものがあり、どん底に落とすには充分すぎる道具たちが揃っていた
そんな道具たちをゾムはどうしたらいいか分からないような表情を浮かべながら、それでも道具を一つ一つ触って確認していく
zm｢………ししょう、ぼく、これがええ｣
そう言ってゾムは"ナイフ"を持って私の方を見つめる
ゾムはまだ幼いこともあり、目に見える変化がある外傷武器を好む傾向にあると思っていたから選んだ武器に私が驚くことは無かった
『ナイフにするんだな』
少しばかり怯えているゾムの頭をふわふわと撫でると安心したような表情を浮かべながら小さく頷く
『じゃあ今からそのナイフ1本でこいつのことをどん底に落とせよ』
『決まり事やったりこれが正解っていうのは無いから、ゾムなりのどん底の落とし方で良いからな』
zm｢…わかった｣
そう言ってゾムは恐怖心があるのかゆっくりと裏切り者に近づく。流石にゾムでも初めて人を殺めるのだから怯えるに決まっt…………
｢かはッッッッ゛゛｣
『…？』
zm｢ふひひ…！痛そうやなぁ。どうしたん、そんな声出して｣
｢や、やめてく……あ゛がっっ…！！！！！｣
zm｢あ、ごめんさしてもうたわ。話すならもっとはよしゃべってーや｣
『……』
｢お前…っ子供だろ………？人が死ぬのが怖くないのかよ…｣
zm｢…？｣
zm｢別にこわないで｣
｢ぁあ゛゛ぁぁ゛ぁあ………！！！！！！｣
zm｢だって、ししょうのてきやろ？｣
zm｢生きてるかちないから、いらんで｣
ゾムの服に返り血が飛び散る
zm｢血とばさんといてや。きたないねん｣
｢あ゛ぁ……｣
裏切り者は言葉とも言えない情けない叫びを最後に喋らなくなってしまった
『ゾm…』
zm｢痛そーやなぁ…｣
そう言って追い打ちで事切れた裏切り者を刺す
zm｢ふひひ…！｣
『………』
""想像以上""だな。。。
zm｢なぁなぁ、なんでしゃべらへんの……？｣
zm｢返り血つけといて、ごめんなさいはないん……？｣
こんなにも""軍人適性が高い""とは。。。。
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