【d！】幼き軍人特待生【zm】 (ページ16)

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zm｢ししょう、だっこ。。。｣

そう言ってゾムは少し疲れた顔つきで私のことを見つめる

美味しい屋台飯を食べて、色んな遊びをしてゾム自身かなり息抜きになったんじゃないかなと思うし、そんな楽しそうなゾムを見ている私にとっても今日はかなりの息抜きになった。射的で"全弾命中"させて景品をごっそり取っているゾムを見た時は流石としか言えなかったが…

『疲れたのか、ゾム？』

zm｢ちょっとつかれた〜。。。｣

見た感じ体力的にはまだまだ余裕があるが、あまりの人の多さに"人酔い"したのかもな…

確かに普段訓練する時は私と二人きりだし、複数人いるときゅっと私の後ろに隠れるくらい恥ずかしがり屋なゾムとしては私がそばにいたとしてもこの人数の多さに圧倒されてしまったんだろう。ゾムは嫌がるかもしれないが、戦争は常に乱闘になるのだからある程度の人波に耐えれるような訓練をした方が良いのかもな。。

『今日はもう帰って寝るか？』

私がそう聞くと、ヨーヨーをゆっくりとしたテンポでつきながらこくこくと頷くゾム。ヨーヨーを取ったあとはどんな時も肌身離さず持っていて、相当お気に入りなんだろうなと思う

『じゃあ今日は帰っていっぱい寝て明日も頑張ろうな』

zm｢がんばる……！｣

そう言ってゾムは元気よく頷いたあと腰掛けていたベンチから勢いよく降りたのを見て"歩いて帰るのかなと思ったが"、

zm｢ししょ…だっこあかん……？｣

どうやら歩く元気はあるようだが、"甘えたい欲"の方が勝っているらしい

『もちろん抱っこしてやるからな！』

そして、彼を溺愛している私はその甘えたい欲を""全肯定""することしか出来ない

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