【d！】幼き軍人特待生【zm】 (ページ13)

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ー深夜ー

『そろそろ寝るか…』

そう呟いた私は訓練で使った訓練道具を回収し始める

これ以上続けて訓練をしたとしても明日のパフォーマンスに影響が出るだろうから、いつもこのくらいの時間で訓練を切り上げることが多かった

明日はピストル訓練をした後に、勉強を教える予定だ。ゾムは勉強があまり好きじゃないのか、心底退屈そうな顔をしてしているイメージが強い。それでも文句はあまり言わず淡々と知識を入れていくんだから偉いなと思う

一応寝る前に明日教えること確認すr………

zm｢ししょ〜。。。。｣

『え…！？』

声のした方向に振り向くと、そこには眠たいのか半目でうとうとしたゾムがそこにはいた。この時間にゾムが起きてることなんて"絶対にない"からこそ、幻聴かと錯覚してしまうが私の目の前には明らかにゾムがいる

『ゾム、こんな時間にどうしたんだ…？』

そう言った後に、パジャマ姿の彼を見て｢寒くないか？｣と声をかけながら自分の羽織っていたコートを彼に掛ける

zm｢あのな、ししょう。。。｣

『うん、どうしたんだ？』

zm｢""怖いゆめ""見てん。。｣

『怖い夢？』

zm｢うん。。やから、怖くて全然ねれへんからししょうの所来てん。。｣

そう言って恐怖感からぎゅーっと私に抱きつくゾム。そんな彼をよしよしと撫でてあげながら、彼のことをベッドまで連れて行ってあげるためにゾムを抱っこする

zm｢ししょう。。怖かった。。。｣

『怖かったな〜。大丈夫だぞ、ゾムには私が着いてるからな』

zm｢ん。。ししょう、ぼくのとなり。。｣

『ゾムの傍にいるからな』

zm｢はなれるの、あかんで。。｣

『大丈夫だからな、絶対にゾムの隣から離れないぞ』

zm｢ありがとう。。ぼく、ししょう好き。。。｣

『私もゾムのこと大切に思ってるからな』

zm｢んふ、やった〜。。。｣

そう言ってゾムにはふにゃっと笑ったあと安心したのか私に抱っこされながら規則的な寝息を立てて寝始めてしまった

『おやすみ、ゾム』

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