【d！】幼き軍人特待生【zm】 (ページ11)

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zm｢…｣

『…』

風のような速さで、一定間隔ではなく不定期にナイフを投げ、野生動物であるかのように本能に従って反射的に避ける。ピストルを発砲し相手の即死部分を狙う

『っ…！』

zm｢…｣

ナイフが私の頭上をかすめる。一瞬で体制を立て直すが相手に攻められる形になってしまう。避けることに全集中を使って時にカウンターを仕掛ける

相手はこの状況を楽しんでいるのか楽しそうな笑みを浮かべていて、戦闘状態と言うべきか確実に"ゾーンに入っていた"

zm｢…！｣

『…！』

カウンターが決まった＿＿＿かのように思えたが先に相手のナイフが私の腹部に当たった

zm｢！！！！！｣

『…負けたな。。』

そう言って神経を休めるために深い深呼吸をする。ゾムは勝ったことに気づくとパッと笑顔を弾けさせて、私の元まで近づく

zm｢ししょう…！ぼく、勝った！？｣

『勝ったぞ。上手かったな、ゾム』

お世辞抜きで本当にゾムは凄い。投げナイフ、ピストル、俊敏力、反射神経、どれをとってもレベルが高く劣っている箇所が見当たらない

zm｢ほんまに！？ぼく、上手かった！？｣

ゾムは目を輝かせながらきゃっきゃと大喜びする

そんな彼の頭を撫でながら良かったところをたくさん褒めていくと、嬉しそうに、でも少し恥ずかしいのかぎゅーっと私のことを抱きしめながら私の体に身を寄せる

zm｢ししょうに、いっぱいほめられた……！！｣

『ゾム、もう1戦やるか？そろそろお昼休憩するか？』

zm｢もう1回する！！｣

そう即答で答える教え子に軍人として負けたままでは終われない私は彼の目を見つめ、『次は勝つからな』と闘争本能むき出しの目で言った

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