【d！】幼き軍人特待生【zm】 (ページ2)

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zm｢お昼ご飯♪お昼ご飯♪ししょうとお昼ご飯〜♪｣

『今日のお昼ご飯なんだろうな』

zm｢ぼく、ハンバーグ食べたい！｣

『ハンバーグめっちゃいいな！私もハンバーグ食べたいわ』

そう言って手を繋ぎながら嬉しそうに食堂に向かって歩くゾムと私

ゾムは訓練のこと以外になると幼さが全面に出てくるため、ゾムの横に立ってるだけで自然と笑顔になってしまう

zm｢ししょうもハンバーグ食べたいん！？｣

『せやで。私もハンバーグ食べたいねん』

zm｢ぼくと""いっしょ""…？｣

『うん。一緒やで』

zm｢…！！！！！｣

一緒という言葉を聞くやいなやエメラルド色の瞳が"宝石のように"きらきらと輝き出す。ゾムは""私と一緒であること""が嬉しいらしく、今みたいに考えや気持ちが私と一緒だとめちゃくちゃ喜ぶのだ

私と同じナイフをプレゼントした時のゾムの嬉しそうな顔は昨日の事のように鮮明に覚えていて、思い出す度にまた口角が上がる

zm｢ししょう、何かんがえとるん？｣

『んー？何やと思う？』

zm｢え、あ、、ぼくの、こと…？｣

そう言って自意識過剰になっていないか心配なのか少し口篭りながら小さな声で言葉を返すゾム。自信が無いせいか心做しかゾムが一回り小さくなっている気がした

『んふ、ゾムのことやで。私もゾムと一緒で嬉しいなって』

zm｢、、、！！！！！｣

私の言葉を聞くと嬉しいのか恥ずかしいのか口をパクパクと動かしたあと、ぎゅっと私の腕に抱きつくゾム

その後ゾムの口から小さな声で｢やった……！｣と喜んでいる声が聞こえた私は、あどけない姿のゾムに心の中にあった疲れやらストレスやらが一気に浄化される感覚に陥った

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