お山育ちの子供16 ページ16
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zm｢お姉ちゃん…！だっこ…！！｣
『ごめんな、今は車運転してるから抱っこは無理やで』
zm｢いや！だっこ、してほしい…！！｣
そう言って後部座席から甘えたがりな悲しそうな声が聞こえる。ジュニアシートを付けているためある程度動きが制御されているが、私に向かって両手を広げているのがルームミラー越しから見えた
『家帰ったらいっぱい抱っこしてあげるから今はちょっとだけ我慢してな』
zm｢ゾム、お姉ちゃんのだっこ、ほしい……｣
『うーん。。出来ることなら私も抱っこしてあげたいんやけどな〜…』
zm｢おねえちゃ…だっこ〜………｣
ゾムは涙は出てないが、声が震えていて泣いてしまう寸前であった
『帰ったらいっぱいしてあげるからな』
1秒でも早く帰らんと…
ー15分後ー
『よし…ゾム、お家着いたよ』
zm｢お姉ちゃん……だっこぉ…｣
『よしよし、抱っこしよな〜』
そう言って私は泣く1秒前のゾムの元まで行き、優しく抱っこする
zm｢おねえちゃ…ひっぐ……だっこ…｣
『ごめんな、抱っこすんの遅なって』
抱っこされると安心したのかぽろぽろ泣いてしまうゾムをあやすように私は彼の背中を優しくさする
zm｢うぅ…ゾム…だっこ……すきぃ…｣
『せやな、私もゾムとぎゅーするの好きやで』
zm｢ゾム…お姉ちゃんのだっこ…いっぱいすき……｣
『私もいっぱい好きやで〜』
しばらくゾムのことをあやしていると、いつの間にかうるんでいた瞳がどんどん安心したような目になって、今は嬉しそうにふにゃっと笑っていた
zm｢あのな…！ゾム、お姉ちゃんのおかげで元気なったの！！｣
『ふふっ、良かったな〜。抱っこすんの遅なってごめんな』
zm｢だいじょうぶ…！｣
zm｢お姉ちゃん、わるくない！｣
zm｢くるまが、わるい！！｣
私がゾムに甘いのはもちろんのことだが、ここ数日で、ゾムも私に対してめっちゃ甘いということが分かった
『ゾム、抱っこ好き？』
zm｢うん！ゾム、だっこ、いっぱいすき…！！！｣
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野宿(プロフ) - 樹乃さん» コメントありがとうございます…！zmさんが大人になったif的ストーリーはX(旧Twitter)で番外編として書かせていただいていますので、良ければ見てみてください！！ (10月23日 16時) (
レス) @page17 id: 9e87cc174e (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - これのif的なストーリーで、zmさんが大人になってるバージョン見たい…ﾃﾞｽ (10月3日 8時) (レス) @page17 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
野宿(プロフ) - ぬぬかさん» 楽しんでいただけるようにこれからも更新頑張ります…！！！ (8月10日 1時) (レス) id: 9e87cc174e (このIDを非表示/違反報告)
野宿(プロフ) - 緑色になりたい()さん» 前作から見ていただきありがとうございます…！ 作者の書くzmさんを気に入っていただけて嬉しいです！ これからも更新頑張ります！！ (8月10日 1時) (レス) id: 9e87cc174e (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬか - 失礼します！！好みの作品なので引き続き更新頑張ってください！！ (8月9日 21時) (レス) id: 6a6324a65b (このIDを非表示/違反報告)
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