横山side ページ46
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「あーもう喉カラカラ！」
最後の方、震えそうになった声を誤魔化すように
乾いた喉に思いっきり水を流し込む。
「･･･大倉、ちゃんと聞いてたか？
もう一つの世界の俺らも色んなことがあったんやな･･･
ヤスが病気になったり、
すばるとどっくんが抜けるやなんてな･･･
想像つかへんな･･･
きっと今も色んなことと
闘ってる最中なんやろうな。
お前ももう３４やって、おっさんやな。(笑)
･･･あっちでは、お前はちゃんと年とって
泣いたり笑ったりしとるんやな･･･、」
あかんわ･･･
なんか感情ぐちゃぐちゃやわ･･･、
「･･･ええなぁ、
どんなに離れ離れになっても、
生きとるんやから。
あっちの世界の俺が
羨ましいって思ってまうよな、
あほみたいに食って笑ってよう寝るお前に
俺も会いたいわ･･･。
･･･なんてな(笑)」
言ってみただけや、
そう言って笑ってみせた。
「･･･引っ張とるんやって、関ジャニ∞を、
お前が。
凄いなぁ大倉。よかったな･･･
こっちでは叶えへんかったこと、
あっちのお前が精一杯成し遂げようとしてんねん。
お前、頑張ったもんな、
もっともっと、やりたい事いっぱいあったやろ、
大丈夫や、
あっちのお前が、一生懸命生きるって
約束してくれたから。
･･･まぁでも、
お前が生きとる世界があるって知れて
だいぶ救われたわ。
俺らも、こっちでまだまだ頑張るからな。
あっちのお前ににアドバイスもされてもうたしな。(笑)
よしっ、今日もありがとうな、大倉。
またしばらくそっちでゆっくりしときや。
どうなったかはまた報告しに来るわ！
そん時はたぶんマルかヤスあたり連れてくるな！
あ、ヤスは週一ペースで行ってる言うてたな･･･
まぁ、ええか(笑)」
じゃあ、またな。
そう言って重い腰を上げ、
思いっきり伸びをする。
「あーーーー腰痛ってーーー！」
すっかり暗くなった辺りを見渡す。
日が落ちるのが早なったな、なんて思いながら
もう一度振り返って大倉に手を振った。
「なんか、はっず･･･」
少し肌寒い風の中、
ほんのり温かい風が俺を包んだ。
「･･笑うなや･･･」
その風は、すごくすごく、優しかった＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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ちほ@バカ同盟.プロフ見て(プロフ) - 長々と書いてしまい申し訳ありません、、、 (2019年10月10日 6時) (
レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
ちほ@バカ同盟.プロフ見て(プロフ) - まお。さん» この作品で､いろんなことを思い改めることができました！いろんなことを考えさせる作品を作ってくださり､ありがとうございます！大倉の手紙はさすがにヤバかったです…(泣)明日があることに感謝しながらお互い生きていきましょう！！ほんとにありがとうございました！ (2019年10月10日 6時) (レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
ちほ@バカ同盟.プロフ見て(プロフ) - まお。さん» はじめまして｡とっても感動しました(泣)７人で関ジャニ∞｡そんなのが普通とは限らない｡現に今起きていることで分かります｡でも結局は７人で関ジャニ∞｡この作品の大倉の手紙｡“この世界に当たり前なんて存在しない”ほんとにそうだなぁと思いました｡ (2019年10月10日 6時) (レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - めっちゃめっちゃ感動しました。本当にたーくんがいなかなったらと想像しながら見たら涙止まりませんでした。この小説を見て家族や友人などと出会えたことに感謝したいと思います (2018年8月24日 0時) (レス) id: 754f57a1b1 (このIDを非表示/違反報告)
たすこ(プロフ) - 突然失礼します。 すごく、すごく感動しました。これに尽きる気がします！ 涙もろくはないはずなんですけど、めっちゃ泣いてました笑 私も一日一日、一瞬一瞬を大事に過ごしていこうと改めて思いました。 素晴らしかったです!！ (2017年4月8日 16時) (レス) id: 2e634964f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まお。 | 作成日時：2015年12月4日 21時
