ほんものかっぷる。 緑

.12. これっていわゆる？ ページ12

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横 『 そんな泣きそうな顔せんとってや(笑) 』

｢ だ、だって ｣

横 『 ええねん今は。』

｢ …うん ｣

横 『 Aちゃんおってくれてるしな(笑) 』

｢ え、私力なれてる？ ｣

横 『 おん、偉大な力やで(笑) 』

｢ ヨコくーーーーんっ……(泣) ｣


ヨコくんに抱きつくのはさすがに悪いと思ってリュックサックに抱きつく。


｢ よく頑張ったね〜……(泣) ｣

横 『 なんでリュックやねん(笑) 』

｢ なんとなく！！ ｣


そう言ってリュックサックから手を離そうとすると、


｢ ……へ？ ｣

横 『 捕まえた 』

｢ ちょ、え！？ ｣

横 『 こんなん大倉に見られたら怒られるな(笑) 』


そう笑うヨコくんにぎゅうっと抱きしめられ、


｢ なんでなんで？！ ｣

横 『 何となく？(笑) 』

｢ ダメだって、汗臭いからっ ｣

横 『 そんなことないわ(笑) 』


って、あれ、この手はいつ離されるの？

そろそろ教室戻らないと怪しいよね？


｢ ヨコくん戻ろ？ ｣

横 『 んー、戻ろか(笑) 』


あ、雛ちゃんと茜ちゃんのジュース忘れた。









村 『 えらい長かったな(笑) 』

｢ ……ごめん、｣

茜 ｢ なんやとA(笑) ｣

横 『 ほい、買うてる買うてる 』

｢ あれ、ヨコくんいつの間に ｣

村 『 ファンタかい(笑) 』

茜 ｢ え！横山くんこれカルピス？ ｣

横 『 好きなんやろ？(笑) 』

茜 ｢ そやねん！中学ん時から！！ ｣

横 『 そんな気がした(笑) 』


って。

たった数週間しかいなくても好きな子の飲み物は覚えれるもんね。


村 『 あれお前のは？ 』

横 『 あ、忘れた 』

｢ え、ヨコくんほんと？(笑) ｣

茜 ｢ 横山くんほんま変わってんな(笑) ｣

｢ ついていこっか？ ｣

横 『 ええよええよ、貰うし大丈夫 』

｢ え、誰に……… ｣


聞く前に私のいちごみるくを1口飲む ヨコくん 。

待って、これってさ、あれだよね？

あの、よく おーくまくん がしてくる…


茜 ｢ あ！！間接キスやん！ ｣

｢ ………へえ？！ ｣

横 『 あ、ごめん(笑) 』


ヨコくんも真っ赤になるのは想定外。

そんな所に、


『 A〜 』

｢ あ、呼ばれたので行ってきます ｣

茜 ｢ ひゅー♥ ｣

村 『 おう行ってこい行ってこい 』


ちらっと見ると私抜きの3人。

これはきっと、


｢ ヨコくんも行こ？ ｣

横 『 ありがとう(笑) 』


さて、いざ おーくまくんの元へ。







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