皆から愛される鬼殺隊員【鬼滅の刃】弐

伍拾 ページ6

一週間後




『もういいのか？』



し「はい。怪我も治ってますし、肺ももう大丈夫でしょう」



『そうか、ありがとう』



カ「Aさん、治った？」



『あぁ、じゃあ稽古するぞ』



し「程々にですよ」



『分かってる』






『さて、始めようか』



カ「えぇ、よろしくお願いします」



し「では、はじめ！！」



ｶﾞﾝ


『ふむ、だいぶ良くなっているな』



カ「ｸｯ」



カ(隙が全くない。流石柱ね！)



(だんだん隙がなくなってきたな)



『腕だけに集中するな』



カ「っはい！」



し(凄い！姉さん、Aさんについていってる)



カ(いける)



『！』



ｶﾞﾝ



『いいぞ』



カ「！？」



(危なかったな)




カ「っ」




『呼吸も使え』



花の呼吸 弐の型 御影梅



『へぇ』



(そろそろ終わりにするか)



ｶﾞﾝｯ



カ「！はぁはぁはぁはぁ」



し「姉さん！」



『だいぶ反応速度が上がってきてる』



カ「はぁはぁ」ﾊﾟｧ



『じゃあカナエには、全集中常中を教える』



カ「全集中常中？」



『全集中常中とは、全集中の呼吸を四六時中やることだ』



し「なっ！全集中を四六時中！？」



(義勇と同じ反応だな)



カ「そんなことができるの？」




『あぁ、呼吸を極めれば色々なことができる。例えば止血ができたり』



し「なんでもできるんですか？」



『いや、なんでもできるわけではないが、昨日の自分より強くなる』



カ「……やってみます」



『あぁ頑張れ』



し「私もやってもいいですか？」



『いいぞ、先にやっておいた方が強くなるからな』



それから二人が全集中常中をやるようになった




(次の最終選別はいつだったかな)




私は呑気にそんなことを考えてた

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