皆から愛される鬼殺隊員【鬼滅の刃】弐

伍拾伍 ページ13

Aside



カナエが任務に行ってもう半年



し「では行ってきますね」



『あぁ、気をつけろよ』



とうとうしのぶも最終選別に行く



『まぁ私の継子だから死なないだろ？』



し「！えぇ、姉さんと肩を並べて戦うまで死ねませんよ」



『その意気だ』



し「一週間後は美味しいもの作ってくださいね？」



『言うようになったな。もちろんそのつもりだ』



し「ふふっでは行ってきます！」







.








『頑張れよ』









一週間後



し「Aさん、ただいま戻りました」



『おかえり』



カ「しのぶ！」



し「姉さん！ただいま！！」ｷﾞｭｯ



カ「えぇおかえり」



『ほら、約束通り豪華なの作ったぞ』



し「美味しそう……」



『よし、それじゃあ』



カ&し「『いただきます』」



し「！美味しい………」



カ「本当？」



し「うん」



『良かったな、カナエ。頑張って作ったもんな』



カ「えぇ！」



し「ありがとう、姉さん」



カ「ふふっどういたしまして、ほらまだあるからいっぱい食べてね」



し「うん」



(なんか前にもこんなやり取りした気がするなぁ)



気のせいか









次の日



し「Aさん」



『ん？どうした？』



し「…………刀を振るやり方を教えてください」



突然言ってきた



『…………いいだろう』






『焦るな、そう腕に力を入れろ』



し「っはい！」



『だいぶ良くなってる』



し「ありがとうございます！」







『急にどうしたんだ？』



し「…………最終選別で“鬼の頸も斬れない奴はなんも守れないと”言われたんです」



『それで、頸が斬れるようにすると？』



し「……はい」



『そんな言葉気にするな。お前は鬼を殺す毒を作ったすごいやつなんだから』



し「！」



『堂々としてればいいんだよ。それでも鬼の頸を斬れるようになりたいなら、そう焦らなくてもいい』



し「Aさん……そうですね、ありがとうございます。少し心が楽になりました」



『そうか』



まぁ握力がないのは致命傷だが、しのぶなら大丈夫だろ



刀も特殊なものにしたからな



さて、刀が届くのが楽しみだな









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大正コソコソ噂話

初任務でカナエさんが行った藤の花の屋敷で蔦子さんと会い二人でAちゃんの話をしていたそうですよ

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