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刻まれる者、刻む者。ー貴女side ページ7

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…あぁ、身体中がズキズキする。



沖「おい、誰の許可得て休憩してんだテメェ」


A「ガハ…ッ」



膝が腹にくい込みその場に座り込む。
蹴られるのは何回目だろう。



沖「…」



あれから、総悟の部屋に行く事が増えた。

だけど、その度に繰り出される
暴力にはわかっていたはずなのに

少しウンザリしていた。



A「…ッ…ゲホ…ッ」



激痛に涙ぐみながら総悟を睨む。



沖「良いねェその泣き顔」



抵抗する力も出ないまま



A「…!」



総悟は私の着物を剥ぐ。



沖「…傷、結構増えたなァ」


A「…っ」



身体中痣や傷が絶えない。
日に日に、酷くなっていく。

総悟は声色を変え、言葉を発した。



沖「…よく恋人にゃキスマつけんだろ」


A「…」



呼吸と痛みが少し落ち着き
着物を着直し総悟を見る。



沖「けどすぐ消えるし
つけ直すのもめんどくせェ

…だから俺はこっちでさァ」


A「…っ」



総悟は軽く私を抱きしめると背中を撫でた。



沖「一時だけ俺のモンだって刻まれるなら
一生俺のモンだって刻まれた方が
テメェだって良いだろィ?」


A「…」



抱き締められて総悟の顔が見えない。
…でも、…声は優しかった。



沖「…でも、俺ァまだ満足してねぇぜィ
まだテメェに刻んでねェモンだってあるしなァ」


A「…え…」



総悟は耳元で囁くように言った。



沖「なァ…真選組一の剣士と攘夷志士四天王の妹
どんなガキが産まれるか…気にならねェかィ?」


A「っ!」


沖「…冗談」



総悟は私から離れながら言った。
…良かった…ようなちょっと残念なような…



沖「最後に刻む時は今までとは
比べられねェくらい痛くしてやらァ」


A「…痛くってどんな…」


沖「あ?俺の【ピー】な【ピー】を
お前の【ピー】に容赦なくぶち込む」


A「…(ドン引き)」


沖「おい、テメェが言えっつったんだろィ
何ドン引いてやがんだこのクソアマ」


A「いやだって…何か萎えた」


沖「うわ、腹立つ…。…まぁ、それまで
今までの痛いので慣れとけって事。

痛いだけじゃなく気遣ってんだ、愛だろ」


A「…まぁ…それなら…」


沖「だろ?(これでもっと高度な奴も出来るし)
分かったら喉乾いた。飲み物買ってこい」


A「えー…」


沖「行け」


A「わかったよ…」



総悟の心中の企みも知らずに
それなら刻まれるのも悪くないとか思って

後悔したのは後の話。

愛している人がいるのなら自由にしてあげなさいー貴女side→←やっぱり彼女を一番手懐けているのは銀さん



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由麻(プロフ) - Omayuさん» おっと、本編から適当に名前を入れてコピーしてきたのがバレてしまった笑名前は気づく限り直してみました!読んでいただきありがとうございます (2017年9月23日 1時) (レス) id: 56f9823bdb (このIDを非表示/違反報告)
Omayu(プロフ) - ちょくちょく夢主ちゃんのお名前が「かな」になってますよ!とても面白いです!是非他の作品も見させていただきますっ! (2017年6月27日 20時) (レス) id: fa9ac44873 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:由麻 x他1人 | 作成日時:2016年5月12日 1時

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