やっぱり"クセ"になりそう ページ34
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その日は、いや、その日も
Aさんは沖田さんに会いに来たらしい。
けれど沖田さんの仕事が長引いてるらしく
待ってる間に久しぶりに
Aさんと話すことになった。
今は、俺の部屋だ。
山「うーん、えーと…。
沖田さんを待つ間どうしましょうか?」
A「やる事ないよねぇ」
山「ですよねぇ…あ、あんぱん食べます?
買い溜めてたのが余ってしまって」
A「わあ、良いんですか?食べたいです!」
山「はい、どうぞ!」
あんぱんを一つ取り、差し出すと
嬉しそうに袋を開いていた。
A「いっ…。…あ、指切っちゃったみたい…」
山「あ、大丈夫ですか!?今、救急箱を…!」
.
山「よし、できた!」
A「ありがとうございます!
…あ、でも、少し指動かしにくいですね、これ」
山「…!あ、ええと、良かったら…。…あ、あーん」
A「…!…ふふ、あーん」
いつぶりだろう、久しぶりに
彼女にこうしてあんぱんを食べさせるのは。
山「…美味しいですか?」
A「はい!私、あんぱん大好きですから!」
山「…!…ふふ、はい、もう一口、あーん」
A「あー…んっ」
ああ、やっぱりクセになりそうだ。
二人の事は応援しているけれど
もう少しだけ、沖田さんの帰りが
遅くなってしまえばいいのにと
思ってしまうくらいには。
ｰｰｰｰｰ
32話くらいの小話
175、177あたりで辰馬や陸奧とのシーンの没案1→←最近は扱いにも慣れてきました。
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由麻(プロフ) - Omayuさん» おっと、本編から適当に名前を入れてコピーしてきたのがバレてしまった笑名前は気づく限り直してみました!読んでいただきありがとうございます (2017年9月23日 1時) (
レス) id: 56f9823bdb (このIDを非表示/違反報告)
Omayu(プロフ) - ちょくちょく夢主ちゃんのお名前が「かな」になってますよ！とても面白いです！是非他の作品も見させていただきますっ！ (2017年6月27日 20時) (レス) id: fa9ac44873 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：由麻 x他1人 | 作成日時：2016年5月12日 1時
