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シンスケって意外とチョロかったりするよネ ページ32

.


俺はシンスケの元へ向かうと間髪入れずに言った



神威「シンスケ、この前のステーキ代
阿伏兎、払えないってさ、何とかしてよ」


高「テメェ、言い方ってモンがあんだろ」


神威「えー…じゃあ、この前のステーキ代
阿伏兎が払えないみたいだから
その温めて飲んでる可哀想な
大量のヤクルコ代だと思って
何とかしてくださいシンスケ」


高「斬られてェらしいな」


神威「俺、今腕骨折してるのに?怪我人斬るの?」


高「…」


神威「そういう所優しいよネ」



ま、骨折してても俺が勝つけどネ



神威「Aさんだっけ?
すっごい美味しそうに食べてたヨ」


高「知るかよ」


神威「見事に誘惑に負けててね

"俺の食べ掛けのステーキ"を
"あーんってした"ら
"何の躊躇いもなく食べた"よ」


高「…」


神威「後ねー…」



話を途中で止めてシンスケをチラッと見る。



高「…」


神威「…聞きたい?」


高「…」


神威「何とかしてくれたら聞かせてあげる」



シンスケは不機嫌な顔で
舌打ちをすると言葉を続けた。



高「…チッ、今回だけはチャラにしてやる」


神「わーい」



シンスケって地味にチョロい








.







そして、その数日後
シンスケは本当に払ってくれた。



阿伏兎「いやぁ、マジで助かったわ」


高「フン…」


神威「あ、そうそう、あの子とは
一緒にステーキ食べただけだけだよ
あーんのくだりは本当だけど」


高「…」


神威「あ、そうそう、シンスケが温めて
ヤクルコ飲んでるの阿伏兎に話したんだけど

あれってニュウサン?って言うのが死ぬらしいよ

だから俺と身長同じなんじゃない?」


高「テメェ、たたっ斬ってやらァ…」


神威「えー、骨折してるんだから
怪我人にはもっと優しくさー」


高「治りかけだろテメェ」


神威「えー?」



そう言いながら俺は逃げ出した。


ま、払ったし一件落着ってことで!



─────────

153話あたりのステーキ回伏線でした←

最近は扱いにも慣れてきました。→←お金は計画的に使いましょう。ー神威side



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由麻(プロフ) - Omayuさん» おっと、本編から適当に名前を入れてコピーしてきたのがバレてしまった笑名前は気づく限り直してみました!読んでいただきありがとうございます (2017年9月23日 1時) (レス) id: 56f9823bdb (このIDを非表示/違反報告)
Omayu(プロフ) - ちょくちょく夢主ちゃんのお名前が「かな」になってますよ!とても面白いです!是非他の作品も見させていただきますっ! (2017年6月27日 20時) (レス) id: fa9ac44873 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:由麻 x他1人 | 作成日時:2016年5月12日 1時

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