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桂家の兄妹喧嘩仲直りまでの流れ〜貴女の場合 ページ3

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喧嘩して出ていくのは日常茶飯事。

けど、この日喧嘩して出てってからふと思った。



A「…私から謝った事、無いような…」



…あにぃはいつも、私の好きなものをくれて
それで謝ってくれる。



A「…あにぃの好きなもの」



お蕎麦…は持って帰れないか…



銀「お、Aー」


A「…!銀さん!」


銀「何してんだ?」



声の方を見るとそこには
だるそうに鼻をほじくる銀さんが居た。



A「んー…厳密には
何もしてないんですけど…」


銀「ふーん…あ、そうだ、コレやるよ
酒買ったらつまみに付いてたけど俺食わねぇし」


A「…?」



差し出されたものをみるとそれはんまい棒。

だけど、初めて見る色だった。



A「んまい棒…蕎麦味!?」


銀「じゃーなー」



こ、これだっ!

私はんまい棒を懐にしまうと家まで走り出した。



そして、家に着くとゆっくり扉を開く。



A「…た、ただいま」


桂「おお、帰ったか。おかえり」



そこにはあにぃが居た。…出かけてなくてよかった



A「あ、あの、あにぃ」


桂「…?…なんだ?」


A「こ、これ」



私はんまい棒を差し出す。



桂「ん?なになに…んまい棒…蕎麦味、だと!?」


A「あにぃ、ごめんね…。
これあげるから許してくれる…?」


桂「…?許すも何も俺は怒ってな…ってぬわっ!」


A「え、なに、…あっ…」



懐にしまって、走ったからか
んまい棒は真っ二つに割れて

それを開けたあにぃの着物に
粉が掛かってしまった。



A「ごっ、ごめんなさいっ!」


桂「ふむ、ちょうど今
どうしようかと考えていた所だ」


A「…え?」


桂「これ、一本しかないだろう?だから
お前と二つに分ける方法を考えていたのだ」


A「…!」


桂「さぁ、食おう」


A「…うん」



「「いただきます」」



"サクッ"




一つのんまい棒を一緒に分けて食べた。

彼女を一番手懐けてるのは銀さんー沖田side→←桂家の兄妹喧嘩仲直りまでの流れ〜桂の場合



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由麻(プロフ) - Omayuさん» おっと、本編から適当に名前を入れてコピーしてきたのがバレてしまった笑名前は気づく限り直してみました!読んでいただきありがとうございます (2017年9月23日 1時) (レス) id: 56f9823bdb (このIDを非表示/違反報告)
Omayu(プロフ) - ちょくちょく夢主ちゃんのお名前が「かな」になってますよ!とても面白いです!是非他の作品も見させていただきますっ! (2017年6月27日 20時) (レス) id: fa9ac44873 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:由麻 x他1人 | 作成日時:2016年5月12日 1時

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