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あなたのものではなかったのです。 ページ11

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もし、あの時、食べていれば
何かが変わったのだろうか

高杉の言葉を受け入れなければ
何かが変わったのだろうか

それとも、高杉の言葉が当たったのか。


もう戻らない。


改めてそう確信した。



A「そうそう、それで
総悟が食べながらしゃべって…」



それは、違う選択、別の未来で
俺が居たかも知れない場所

だけどそこには違う人がいて
その未来は訪れなかった。



山「ごちそうさまでした!!」



俺はご飯を綺麗に平らげ
わざとらしいくらい大きな声で言った。



A「…!はい!綺麗に食べてくれて
ありがとうございます!…退さん!」


山「はい!とても美味しかったです!」




せめて、今は、今だけは


俺の事を見て欲しいだなんて


だめだろうか。



A「終さんや総悟よりも
退さんが1番綺麗に食べてくれました!」


山「そうなんですか?
俺、Aさんのご飯なら
いくらでも食べられます!」


A「嬉しい事言ってくれますね!
あーあ、総悟もこれくらい素直ならいいのに…」



…なんて



山「(また沖田さんの話)」



かなわない事くらい分かっていたから。



せめて君が、幸せそうで良かった。

いたちごっこー高杉side→←帰ってこなければ、はじめからー山崎side



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由麻(プロフ) - Omayuさん» おっと、本編から適当に名前を入れてコピーしてきたのがバレてしまった笑名前は気づく限り直してみました!読んでいただきありがとうございます (2017年9月23日 1時) (レス) id: 56f9823bdb (このIDを非表示/違反報告)
Omayu(プロフ) - ちょくちょく夢主ちゃんのお名前が「かな」になってますよ!とても面白いです!是非他の作品も見させていただきますっ! (2017年6月27日 20時) (レス) id: fa9ac44873 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:由麻 x他1人 | 作成日時:2016年5月12日 1時

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