【銀魂】空から女の子が降ってきました。

第三十九訓 ページ44

『ふふ、警察だって無敵じゃないのだよ？自力で逃げないと人生生きていけないよ！』






パトカーを走らせ、えいりあんの方を再度向く。





(凄い大きいねぇ。えいりあんにやられるなんて御免だし、やっぱり逃げて正解……………ん？)





そこで、一瞬私の目が神楽ちゃんを捕らえた。






『え、』





(………なぜ、此処に神楽ちゃんが？)





疑問を覚えたが、見間違いでは無い。
えいりあんにくくりつけられる様にして神楽ちゃんが拘束されている。



ぐったりとしていて、いつもの元気さは感じられない。



………えいりあんに捕まっている、って事？





(逃げようと思ったけど前言撤回。神楽ちゃんが、私の友達が、捕まってる。なら……


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿助けないと)






するとそこで、視界の端に銀色が写った。






『！』






銀時君と定春が、此方に駆けてくる。神楽ちゃんを助けに行くのだろう。何だかんだ言って、仲間思いじゃないか。






『……総悟、運転変わってくれるかい？』



沖田「？…良いですけど」



土方「おいA、何かあったのか？」






銀時君が定春の上に跨がった。それと同時に、パトカーから私は身を乗り出し定春へと飛び移る。






『よ、っと』



銀時「！うぉ！？ちょ、お前っ危ねぇな！？」






勢い余った落ちそうになったところを、銀時くんが腰を抱いて抱き留めてくれた。わぁお、紳士的だねぇ。






沖田「？！A！？」



土方「オイ、死ぬつもりか！？」






後ろからトシと総悟の声が聞こえるが、気にしない。だって止められるからね。まあもし止められても行くんだけど。






銀時「……何で来た？」



『ふふ、良いだろ別に。まさか銀時君まで止めるのかい？』



銀時「別にそーゆー訳じゃねぇけど…ヘタすりゃ死ぬぞ」



『神楽ちゃんが彼処に捕らわれているんだろう？なら行かない理由はないじゃん』



銀時「はァ…怪我しても知らねーからな？」






ため息を着く銀時くん。それに思わず軽く微笑む。



…………そして、そうしている間にもえいりあんとの距離は近付き。










＿＿＿＿＿＿＿＿「行くぜェェエッッ！！」










定春はえいりあんに向かっていく。









＿＿＿＿＿＿バクッッ！！









そうして私達はえいりあんの口の中に入った。ありゃ。










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