【銀魂】空から女の子が降ってきました。

第二訓 ページ4

ガシィッ！！！





『ぅぐっっ』





すると、私とかわい子ちゃんの出会いを妨げるかの様に頭を誰かに掴まれた。痛い、絶対男じゃんこの力。

誰だ誰だ、私とこの子の心中という名のランデブーを妨げるのは＿＿＿＿＿






「………誰がむさ苦しいってェ？？」






…………はい、どうやら犯人は童顔少年らしい。

え、くそ頭痛いんだけど。割れるんだけど。脳みそ出るんだけど。怪力すぎるでしょこの子。ゴリラ？






『君誰？生意気そうな男のガキに頭掴まれるなんて嫌なんだけど。離してくれるかないだだだだだだ』







＿＿＿＿＿カシャン。








『えっ』







気付いた時には手に手錠がはまっていた……って、は？






「はいお巡りさんの繊細な心を土足で踏み荒らしたんで公務執行妨害で逮捕」



『は？君、警察なのかい？見たところ未成年なのに……いや違う手錠を外して欲しいのだけど？？』



「詳しくは屯所で聞く」



『は！？ちょっと瞳孔君もなんで！？私は自 殺しようとしただけじゃないか！！』



「その自 殺が悪ぃんだよ。何が趣味だ、てめーみたいな不審者且つ危険因子を江戸に置いとく訳………いや誰が瞳孔君だゴルァ！！」



『君ほんとに警察？？ガラ悪くない？』






くそ、せっかく可愛らしい女の子を見つけたと言うのにこんなチンピラみたいな警察に捕まっちゃうだなんて……江戸に来て早々何？私不幸体質？






「そんじゃ俺達はこれでー…」



「あ、旦那方も来て下せぇ」



「は！？何で！？」



「いや元々旦那のせいですし」



『あ、その女の子が行くなら私も行く』








＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





＿＿＿＿＿＿





＿＿＿






はい、屯所について早々瞳孔君に取り調べを受ける私。そうですかお尋ね者扱いですか。






「名前、職業、住所。嘘偽りなく答えろ」



『ふーーむ……先刻言った通り、私は暁A。未成年無職、住居無し。孤児ゆえ小銭を稼ぎ自 殺しながら旅していたんだ。江戸にも着いたばかりだよ』



「オイ途中。自 殺をしながらって何だよ」



『けれど私は痛いのは好まない…まあそれも災いして悉く自 殺は失敗。今回も包帯が増えただけ。どうしてくれるんだいジブリ君』






因みに横から茶々を入れてくるジブリ君は無視だ。美人ならまだしも野郎に答える事はない。






『因みに自 殺の理由は言えない』



「いやそこが一番聞きてぇとこなんだが……」



「ま、黙秘権を行使すんならそれ相応の素性があると受け取っていいんですねィ」



『君らマジで警察？チンピラじゃなくて？江戸終わりだね』










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