【銀魂】空から女の子が降ってきました。

第十九訓 ページ21

カラクリを斬りながら進んで行ったからか、土方さん達の所についたのはカラクリの処理が終わった後だった。



刀を閉まって歩いていると土方さんが見える。






『あ、土方さーーん。あれ、総悟も居るじゃないか。大変でしたねー大丈夫でした？』






二人に近付いて行った。あ、戦闘後だからか殺伐としてる。近付きたくな。






土方「オイてめぇ、大変な時に何処行ってた！」






わぁお。鬼の副長降臨だぁー。






『ええ、私カラクリと戦ってたんですよ？それにこの状況私が聞きたいくらいですよ。なんで源外さんとやらは将軍様狙ったんだが』



土方「チッ、そっちは片付いたがカラクリはお前の方にも行ってたか…かなり広範囲だな。あのジジイ…」



『うわ口悪』



土方「うるせぇ、それより他に何か異常はあったか？」






異常？うーん、異常かぁ……高杉の事話すべき？でも特に何もされてないしなァ。言う必要ある？






土方「オイあるなら言え」



『うえ？あー……ええと、高杉に会いましたね』



土方「は？」



沖田「ひ？」



『ふ？』






圧に押されて高杉の事を言ったらスペキャ状態になる土方さん。やばウケる。でも沈黙なのちょっと怖い。






『すいませんねえ面倒事起こして。でも…』



土方「んな事ァどうでもいいんだよ。怪我は」



『え？』






……………待って、えっ？今なんて？？ごめん、え？怪我は、って言ったよね？ん？？嘘？






『あ、無い、ですけど、』



土方「……なら良い」






それだけ言って去って行った土方さん…お咎めナシ？てか土方さんが私の心配とは驚いたな…






『明日は槍が降るのかな？？？？』



沖田「土方さん心配してましたぜ」



『うぉ？！吃驚した…総悟か。驚かさないでくれたまえよ』






かと思ったら急ににゅっと隣から出てきた総悟。さっきまで土方さんの隣にいなかったかい君？






沖田「…そんで？ホントに何も無かったんです？」



『え？』



沖田「アイツは桂と違って過激です。何も無かったってのァちと引っかかるんでね」






んーと、これってどっちの意味で？

普通に高杉に何か脅されたと思って心配してる？それとも私が内通者として接触を謀ったと勘違いしてる？





(後者なら誤解を解くのが面倒臭いというか…)





『んー…』



沖田「言っときますけど疑ってる訳じゃねーですよ」



『え』






ん？心読まれた？











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