大阪の劇場番長には妹的後輩が居るらしい (ページ5)

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私達雪桜は最初から2番目。

一応ネタもしっかり見て

準備万端！！

ま、その時の感覚で話は進めればOKしょ

『Aー！来たぞ』

リリーさんがドンドンとドアを叩く

「よし、悠貴行こうか」

袖に移動する。

『見取り図さんとも一緒に行かなきゃな』

「何かごめんね、いつも悠貴と話してなくて」

楽屋でも、大体は悠貴と居ない。

『絶対良いんよ？相方が愛されてて俺は嬉しいよ』

「流石長男……」

悠貴って、本当に優しくて、友達思い。
人のことを考えすぎて、自分の体調壊しちゃうこともあったけどね。笑

『ささ、早く行こ』

「うん！そうだね！」

ドアを開けると、めちゃくちゃ近くにリリーさん。

「うわっ！リリーさん、近いですって…」

『さっきモリシの近くに居たから』

何かめっちゃ嬉しそうだし、、何があったんでしょうかね？笑

「あ！！のむさーん！！」

今日の寄席、きたみなさんも出るのかな？
私はのむさんに駆け寄った

『ちょ、Aー』

今日はほぼ見取り図さんとしか話して無いし、隣に居たリリーさんに一回腕を掴まれたけどね

『おぉ、A』

「のむさんも今からですか？」

『おん、はよ袖行こうや』

絶対のむさん後ろに居る見取り図さんから逃げてるよね？
別に良いんだけど

「あ、じゃあ私達が2番目、見取り図さんが3番目、きたみなさんが4番目って感じですかね？」

『おん、今日飯一緒に食い行こか？』

「良いんですか！？やったぁ～♪」

一公演目はのむさんとの昼ご飯を目標にして頑張っていこ

そうこうしている内に、一組目のネタ始まったっぽい

出囃子を聞く限り、ダブルヒガシ

袖から顔を出すと、やっぱりダブルヒガシだった

「何回来てもやっぱり袖に居る時が一番緊張するよね？」

ちょうど後ろに居た悠貴に声をかける。

話されると思っていなかったのか、何か動揺する

『…それは何か分かる～』

でも、すぐに私達の番が回ってくる