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＊ ページ3
全員、不安な顔つきになっていく。
警報音が2回、続けて鳴った。
それだけで私達の不安を煽るのは簡単だった。
私はすぐに教室を飛び出す。
とりあえず家に帰りたかった。
いつもより遠回りをしながらも、帰り道を急ぐ。
＊＊＊
家の前まで来て、鍵を取り出した。
家のなかには誰もいない。
すぐさま中に入って、テレビを着けた。
最も信頼のおけるテレビ局の画面を映し出す。
『え・・・』
テレビに大きく書いてある
大雨特別警報発令
数十年に1度
という文字。
『マジか』
すると、またしても鳴った警報。
スマホを取り出して場所を確認する。
『うお』
段々と地域が近くなってきた。
私の家の前にも用水路がある。
まだ大丈夫そうだけど、いつかは氾濫しそうだった。
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作者名：smile | 作成日時：2018年7月7日 11時
