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午後9時。




両親が帰ってきた。




母は仕事が途中で中止になったため。




父は祖母の買い物が終わったため。




家族が揃ったことに酷く安心する。




私達は全員で夜ご飯を食べて、テレビに釘付けになっていた。




私は先にお風呂に入って、ゆっくりと過ごす。




今日だけで色々ありすぎた。




なにか違う事を考えよう。




そう思って目をつむった。









ん、明日は七夕だっけ。




でもこの天気じゃ織姫も彦星も流されるわ。ははっ。




また1年待たないとねー。









そんなことを考えていたら、かなりの間入っていたらしい。




逆上せてしまって暑い。暑すぎる。




パジャマに着替えて、髪も乾かした。




本でも読みながらゆっくりしようかな。




そう思ってリビングに向かった。









***









午後11時。




本を何冊か読み終わって眠たくなってきた。




明日は土曜日だし、長く寝れる。




のそのそと布団に向かっていた。









 









ドォォオオオオオオオオオオオオン









 









突如として鳴り響いた爆発音。




窓ガラスが揺れる。ドアが揺れる。




隕石でも落ちたのかと言うほどの大きな音。




『なに、なに、なに』




眠気も飛んでパニックに。




それと同時に鳴りやまなくなったLINEの通知音。




LINEの画面を開くと、学校のグループに通知が23件。




Aなになに
Bなんの音
Cえ、ヤバくない
D皆大丈夫?
Eどこまで聞こえとるん
F倉敷市聞こえた
G岡山市も
H笠岡もで
I総社市も
Jえ、赤磐市も
A待って待って、どこまで?
B範囲広すぎん?
Mまずなんの音
Nあー、爆発したっぽい
Oどこが!?
P総社だって
I私んとこだ
Iめっちゃデカかったよ
S近くのコンビニのガラス割れたって
F衝撃波?
Sぽいね
Fうわお
N近くの民家もそんな感じらしい




岡山県全体に爆発音が響き渡ったようだった。

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作者名:smile | 作成日時:2018年7月7日 11時

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