人気占い師はプロデューサー【あんさんぶるスターズ】 (ページ28)

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大好きページ28

ずっとずっと…背中を見てきた

「お母さん！お父さん！！あのね！私…」

翔「ごめんなー！！A！！ちょっと緊急で行かなきゃいけなくなって…明日聞くな！」

聖子「私も今から打ち合わせでっごめんね！！なるべく早めに戻ってくるわ！！」

「…うん…行ってらっしゃい！！」

…2人とも忙しいもん…仕方ないよ

「…え」

何…？このカルテの通りだと…

翔「Aちゃーん？Aー？どこだー？お父さん帰って来たよー！」

ハッ

「おかえりなさい！！」

いいや別に…私は何にしろ2人の娘だから

聖子「Aちゃんもこっちに来たら？」

「あー…私はここでいいや」

陸「えー」

響也「姉さん？」

…気がつけば私は距離を置いていたのかもしれない

ヒョイッ

「えっ」

翔「みんなで見た方が面白いだろ～？ほら！Aもおいで！！」

「っ！！…うん！」

「…私…」

凛月「あれ、A」

「！？凛月…！？」

凛月「こんなトコで何やってんの…？病室いかなくていいわけ？」

「…今はお兄ちゃんと響也でお話してるから…」

私はいない方がいい

凛月「手遅れになる前に甘えときなよ～」

「…え？」

凛月「…俺とあんたはよく似てる」

「！！」

凛月「行かないんなら俺の枕になっても…」

「ありがとう！！凛月…っ！行ってくるね！！」

ダッ

凛月「…行動が早いのは“相変わらず”だねえ…」

真緒「あー！！凛月！病院で寝ちゃダメだろ！？」

凛月「ふふっごめんごめん」

「お母さん！！」

聖子「！Aちゃん？」

「…お兄ちゃんと響也は？」

聖子「あら…今さっきご飯食べてくるって行ったわよ？2人に用だっ」

ギュッ

聖子「A…？」

「死なないで…私…お母さんともっとお話ししたい…っもっと一緒にいてよぉ…！！」

聖子「…」ギュッ

「…お母さん…今までありがとう…私を育ててくれてありがとう…っ」

聖子「っ大好きよ…A」

翌日朝四時お母さんは息を引き取った