制服盗難事件 ページ23
「…私の着替えがない」
…ここには女子しか入らないはず…
「…まさか…」
バンッ
『！？！』
「私の制服盗ったの誰！！！？」
『ええっ！？！』
蓮見「何でお前は女子じゃなくて俺たちの方に来たんだ…」
「え？決まってるじゃん 私の制服盗むのなんて瀬名か会長しかいないでしょ？」
羽風「…その中に俺が含まれてなくて良かったよ」
英智「僕はそこまではしないよ…君のタオルなら盗った事はあるけど」
「！あのなくなったと思ってたタオル！？」
守沢「…制服もタオルも同じじゃないか？」
斑「そこは突っ込んじゃダメですよ〜☆」
瀬名「俺は必死に写真撮ってたんだからそんな事できるわけないでしょおー？」
「…ちなみに誰の」
瀬名「決まってるじゃん あんたの」
「…盗撮って言うんだよ？分かる？」
斎宮「そいつらじゃないとしたら誰が盗ったんだね？」
萌「っAちゃん！！あんずちゃんの鞄からAの制服がっ！！」
「やられたな…」
あんず「…いつの間に入れたのかな…」
「…鈴森…授業の時に教室から出たりした？」
あんず「…！気分が悪いって保健室に」
「…あんずちゃん待っててくれる？」
あんず「？うっうん！」
コンコン
佐賀美「お？Aじゃねーか」
「こんにちは！！ 今日保健室に鈴森さん来た？」
佐賀美「ん？いや…？来てねーけど？今日は誰も」
「…ふふっ」
佐賀美「うわっどうしたんだ？お前…」
「ううんー！！いや、秘密がどんどんバレていくなあって！！」
佐賀美「…よくわかんねーけど…お前とサクヤを敵に回したら終わりだって事は分かる」
「えー？酷いなぁ…至って安全だよ？私達」
「もーえーちゃんっ！」
萌「ひゃあっ！？どうしたの…？Aちゃん」
「…萌ちゃんさ…もしかして、皐月先生が好き？」
萌「…え？」
「だって皐月先生によく話しかけてるし…私のお兄ちゃんだから！」
萌「うっううん！！先生としては大好きだよ？」
「…そっか！！」
…私のお兄ちゃんってとこには反応しなかったな…
…やっぱりこの子…私の情報を調べ尽くしてる
…お兄ちゃん狙いなら、話の辻褄が合う
あんずちゃんを悪者にして、お兄ちゃんが万が一にも恋愛感情を抱かないようにするため
…そして自分に注目させる
…おお！私凄い！！解決した！
「じゃあね！萌ちゃん！！」
萌「えっあっ…」
萌「…Aちゃんと…普通に話せてたかな…」
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作者名：Kananan | 作成日時：2017年7月28日 17時
