私の方がモテるけど【青葉城西】 (ページ3)

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2 告白ページ3

書き忘れていましたが、こちらの作品は原作とは全く関係ありませんので、
ご了承くださいm(_ _)m

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佳奈子side

ﾓﾌﾞ「彩瀬先輩のことがずっと好きでした！
付き合ってください！」

はい、今月5回目の告白きました～。

まあ、付き合うとか面倒だから、
毎回振ってるんだけどね。

『ごめんね、今は彼氏とかいらないかな。
友達なら、なってもいいよ？』

こう言っておけば、私のことが好きな男はみんな
「まだチャンスあるのかも」って期待する。

本当はそんなチャンス微塵も無いんだけど、
時々遊ぶための相手は確保しておきたいから、
そういう淡い期待を抱かせておくんだ。

ﾓﾌﾞ「ほんとですか?!ありがとうございます！」

予想通り、名前も知らないその男子は、
顔を輝かせながらお礼を言って帰って行った。

？「………うわ、佳奈子さん性格悪っ…………」

そう言いながら現れたのは＿＿＿＿＿

『ふふ、覗き見なんて、英もいい性格してる
じゃん。なぁに？嫉妬～？』

同じバレー部の1年生、国見英だった。

国「そうですよ。だって佳奈子さん、
俺の告白は秒で断ったくせに、他のヤツからの
告白は断ったこと無いじゃないですか」

そう。私は基本、告白をキッパリとは断らず、
やんわり受け流してうやむやにしておく。

なぜかって？そりゃあ…………

『いろんな人から好かれるのって、
気持ちいいもん』

あと、逆恨みされて無駄なトラブルが起こるのも
防げるしね。

国「だったら別に、俺のだって断んなくて
よかったんじゃないですか？」

英だけじゃない。バレー部員のほとんどの人に
すでに告られたけど、全部バッサリ断った。

『ウチの男バレ、部員目当ての女子は
マネになれないでしょ？なのにマネの私が
部員と付き合ってたら、説得力ないじゃん』

私だって、そういうところは
一応ちゃんとしている。

『えらいでしょ？』

国「それを言わなかったら、えらかったです」

『ちぇ～』

そんな風に仲睦まじく微笑み合う(笑)私と英を
恨めしそうに影から覗いている人影に、
私は気付いていた。

『……英』

国「何ですか、せんぱ…………っ！」

その小さな人影に見せつけるように、
意外と逞しい英の身体に抱き着く。

これで貴女と私の違いが分かったでしょ？

.

＿＿＿＿＿____萌絵ちゃん。