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「あの日からずっとずぅっと貴女を探していましたの！」
きゅ、と私の手を握って微笑む少女。ほわほわと幸せそうなオーラを振り撒く彼女に押されていれば、その後ろにまた別の2人の少女がやって来る。
くるくるとした大きな立て巻きロールを揺らすパンクな少女と、さらさらのポニーテールを靡かせる厳格そうな少女。パンクな少女は、私の全身を頭から爪先までじぃと観察する。厳格そうな少女は…。
その整った顔に似合わない不機嫌さを滲ませていた。
なにかしてしまっただろうか、と思い返すが全く身に覚えがない。目の前の3人とも自分の記憶の琴線に触れる事がなく、混乱と申し訳なさが頭に浮かぶ。
「、近いねん…」
『え？』
敵意で溢れた目線で私を見ながら何か呟かれたが、目の前の少女の話し声と周囲のざわめきとで上手く聞き取れなかった。
というか、彼女はいつまで私の手を握ってくれるのだろうか。そろそろ周囲の視線が痛いのと、まだ出せていないプリントの事で気が急いてきた。
『あ、の』
「はいっなにか？」
きゅるきゅる輝く瞳を真っ直ぐこちらに向けられると、言葉が詰まる。手を離して下さい、なんて言えない。
どうしたものか言葉を迷っていれば、パンクな少女が後ろからひょこ、と顔を覗かせて口を開いた。
「お姉さま、移動しましょう」
「どうして？ここでもいいじゃない」
「折角の女神さんとの逢瀬をそこらの人間に見られたくはないでしょう？」
「おうせ」ってなんだっけ、と国語に弱い頭で考えていれば「それもそうね…」と納得した様子を見せる少女。握ったままの私の手を殊更強く引いて、顔を寄せた。
「積もる話もありますし、良ければこのままわたくしとお茶会をして下さいませんか？」
『えーと…お茶会、ですか？』
「えぇ！」
ふわっと笑った少女の後ろでは、2人の少女がスマホを取り出してどこかへ連絡していた。彼女らは付き人か何かなのだろうか。いや、でも「お姉さま」と片方の子は呼んでいたし…。
じゃなくて。
『わ、私この後予定があって、』
プリントも出さなくてはいけないし、ぺんちゃんとしにちゃんも待たせたままだ。早く彼女達の元に戻らなくてはいけない。
だから、この少女とお茶会に行くことはできない。
幸せオーラ満点の彼女に断りの言葉を入れるのは気が引けたが、それでも先約だけは守らなくては、と混乱する頭で考えた。
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ぽんず(プロフ) - しろさん» コメントありがとうございます！そうですよね…「お父…様、？」とすぺきゃをかましましたよ…。やっぱり別派生からお名前拝借するのアリですよね…。一から考えるよりお手軽で。ご提案助かります😊🙏 (2月25日 10時) (
レス) id: 97349c3877 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 分かります分かります！私もあの一言で数分ほどフリーズしていました…登場してもしなくてもお話は美味しいのですが、もし登場させるのなら他の方が仰っているようにお名前だけㅁ兄鬼やwr式等の動画から拝借するのはどうでしょう？ (2月19日 1時) (レス) @page30 id: b1c40a48ed (このIDを非表示/違反報告)
シユ(プロフ) - いつも楽しく見ております!一つ提案なんですが出す場合は名前がご本人様とお嬢様で被ってしまうので名前だけwr式のどれかから貸りるもしくは新しく作るというのはどうでしょう?性格はもちろん普段のご本人様達で構いません。出さない場合ももちろん素敵だと思います! (2月18日 11時) (レス) id: 22aa8623f5 (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 私は出しても構わないと思います！！それにぽんずさんが出したいならぽんずさんの作品なので好きなようにして良いと思います！！！🥂✨ (2月18日 10時) (レス) @page30 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
雨蛙(プロフ) - お嬢様の百合ゆりしい世界感を保つのも素敵だと思いますわ！ (2月18日 10時) (レス) @page30 id: 41dac67fa3 (このIDを非表示/違反報告)
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