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どたばたの昼休みも終わって、午後の授業をのんべんだらりと受け終われば、今日も無事学校が終わった。シフトも入ってないし、のんびりと家で過ごすかなと考えていれば、「A！！」という声が。デジャヴを感じながらドアの方を見れば、ぺんちゃんの姿があった。
「A！一緒に帰ろ！！」
学校終わりのテンションも相まって、昼よりもさらに大きい声で私を呼ぶぺんちゃん。元気だなぁ、と胸中で呟いてカバンを手にして立ち上がった。
「今日バイトじゃないでしょ！？一緒に帰りたい！」
『いーよ』
「んふっやった！！」
にこにこと笑う彼女に、ぱっと手を取られる。そのまま廊下を突き進む彼女の背中を、眺めた。
私から手を繋ぐと真っ赤になってわたわたと慌てるのに、自分からはしれっと手を繋いでくるのだから不思議だ。彼女の恥じらいラインは1年経っても分からない。
ぺんちゃんに引き摺られたまま下駄箱まで辿り着けば、しにちゃんが居た。私の靴ロッカーの前で佇んでいた彼女は、私が視界に入った途端ぱたぱたとこちらに駆け寄ってきた。
「先輩！遅いですよぉ」
「なにしてんのしにがみ」
「先輩と一緒に帰ろうと思って！」
「あたしが先なんだけど！」
「私の方が待ってたもん！」
『…2人とも一緒にかえろ〜、』
また声がデカくなり始めた2人を抑えるべく先に口を出せば、私がそう言うなら、と渋々承諾してくれた。帰り際まで喧嘩をされるのはたまったもんじゃないし、2人とも笑ってる方が可愛いので、彼女達の喧嘩が起こる事は避けていきたい。
両サイドに引っ付く2人に微笑ましくなりながら、歩き出す。
ぞろぞろと同じように下校していく生徒達に紛れて校門を出てしばらくすると、ぺんちゃんが声を上げた。
「ねー駅前にできたドーナツ屋さん行かない？」
『ドーナツ？』
「あーできましたよね！私も行きたいと思ってたんですよ！」
記憶を探すが思い当たる節がない。普段バイトに行くときには駅の方と反対の道を通るし、のんびりと周りを見て歩いている事が無いため、見落としていたのかもしれない。
「…A、一緒に行かない、？」
「せっかく今日3人で揃ってるし、行きましょーよ！」
『うーん、そうだなぁ』
特にこの後用事があるわけではないし、彼女達と行くのもありかもしれない。
行く、と言おうとした時、重要な用事を思い出した。
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ぽんず(プロフ) - しろさん» コメントありがとうございます！そうですよね…「お父…様、？」とすぺきゃをかましましたよ…。やっぱり別派生からお名前拝借するのアリですよね…。一から考えるよりお手軽で。ご提案助かります😊🙏 (2月25日 10時) (
レス) id: 97349c3877 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 分かります分かります！私もあの一言で数分ほどフリーズしていました…登場してもしなくてもお話は美味しいのですが、もし登場させるのなら他の方が仰っているようにお名前だけㅁ兄鬼やwr式等の動画から拝借するのはどうでしょう？ (2月19日 1時) (レス) @page30 id: b1c40a48ed (このIDを非表示/違反報告)
シユ(プロフ) - いつも楽しく見ております!一つ提案なんですが出す場合は名前がご本人様とお嬢様で被ってしまうので名前だけwr式のどれかから貸りるもしくは新しく作るというのはどうでしょう?性格はもちろん普段のご本人様達で構いません。出さない場合ももちろん素敵だと思います! (2月18日 11時) (レス) id: 22aa8623f5 (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 私は出しても構わないと思います！！それにぽんずさんが出したいならぽんずさんの作品なので好きなようにして良いと思います！！！🥂✨ (2月18日 10時) (レス) @page30 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
雨蛙(プロフ) - お嬢様の百合ゆりしい世界感を保つのも素敵だと思いますわ！ (2月18日 10時) (レス) @page30 id: 41dac67fa3 (このIDを非表示/違反報告)
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