オレを誘拐したのは黒の組織

3日目 ページ3

【主人公side】




あれから数時間後。

先程の4人とは別の男がやってきた。



「とりあえず着替えと食事だ」

『おおきに』



テキパキと動きオレにつくす様はまるで子犬。

しっかしここはあれやなぁ…



『美人が多いなぁ』

「は？」



ほら。

そのちょっと怯えたような警戒したような顔。

最高にゾクゾクするし虐めたなる。



『あぁ、ごめんやで。オレどっちでもいけるから』

「なっ！？」

『君さ…なんて名前なん…？』



徐々に距離を詰めて壁に追い詰めていく。

まぁ所謂"壁ドン"ってやつや。



「す、スコッチ、だ…」

『ふぅん』



少し伸びた髭を指先で遊ぶように撫でる。

くすぐったいのか身をよじる彼はやはり可愛ぇ。



「っ…ん、ふぅ…」

『気持ちえぇん？ほんま可愛ぇなぁ』



羞恥心からか瞳は涙で潤み顔は真っ赤。

精一杯睨んでくる姿はやはり子犬そのもの。

オレに我慢なんて最初から無理や。



『そんな顔しても虐めたくなるだけで逆効果や』



ちゅっと軽いフレンチキスからそのまま唇を貪るように深いキスを落とし口内をこれでもかというくらい堪能する。

初めは激しめに抵抗してた彼の手も時間が経つにつれて弱々しくオレのシャツを掴んでただただ快楽を耐えてる。

唇を離すと2人を繋いでた銀の糸が切れる。

それと同時に彼も座り込み乱れた息を整え始めた。



『もっと気持えぇ事、しよか？』



高揚し物欲しそうな顔でこちらをみる彼を仁王立ちしながら見下ろしてたオレは口角を上げずにはおれへんかった。




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