ヨコハマギャングスタアパラダヰス ページ10
一番目視点
芥｢云った筈だ。僕に弾丸など効かぬ…そして僕は約束を守る｣
一｢ーぁ!!!｣
声にならないほどの激痛が押し寄せた
自分の脚が視界に入ったとき
自分の無力さを知った
中島敦は"強くても"、おれは"弱い"と
そこからの記憶はなかった
最後にみたのはおれの手足が
虎のようになっていたことだけだ
___________________________________
暗い…
どこだ此処は
?｢ごめんね｣
一｢!｣ﾊﾞｯ
後ろから声がして振り向くと
"中島敦"がいた
そしておれの身体が一番目になっていた
敦｢ごめんね｣
中島敦はもう一度云った
一｢あんたは何に対して謝ってんだ？｣
敦｢君に僕の道を歩ませたこと、痛い思いをさせたこと…謝ってもキリがない｣
一｢…あっは!なにいってんだ？勝手にさせといて勝手に謝るとかねぇわ｣
敦｢確かにそうだね。君を呼んだのには訳がある｣
一｢話が急だな｣
敦｢時間がないから、手短に話すよ｣
敦｢今回君を僕に成り代わらせたのはね、君に生きてほしかったからだ｣
一｢…は?｣
敦｢君のことは知ってる。僕には君が諦めているように見えたんだ｣
一｢…だから、成り代わらせたと?｣
敦｢そうだよ。此処は君の意識の中だ。……嗚呼、ほら君を呼んでる｣
-……ん-
-あ……君-
-敦君-
一｢呼んでんのはあんただろ｣
敦｢いいや、きみさ。あの光に向かって行けば目覚める｣
一｢……｣
敦｢また会おう｣
____________________________________
太｢敦君!｣
一｢…ん？｣ﾊﾟﾁｯ
一｢…太宰さん？｣
太｢嗚呼。全くやっと起きた｣
一｢アハハ、すみません…｣
一｢あっ!谷崎さんは?｣
太｢賢治くんに任せた｣ﾎﾟﾝ
太宰さんが頭を撫でる
一｢?｣
太｢よく、頑張ったね｣
一｢!……でも僕は何も出来なかったです｣
太｢これから頑張ればいいさ。さあ、行こうか。立てる？｣
一｢あ、はいっ｣ﾖﾛｯ
太｢おっと、大丈夫かい？フラフラじゃないか｣
一｢大丈夫です｣
太｢無理せずとも私がおぶっていこう｣
一｢え?｣
太｢ほらはやく。それとも、お姫様だっこがいいかい?｣ﾆﾔﾆﾔ
一｢いえ全く｣
太｢よっと、軽いねぇちゃんと食べてる？｣
一｢食べてま、す…｣ｳﾄｳﾄ
太｢社に着くまで寝てるといい｣
一｢そう、させて、貰いま…す……｣
太｢……本当によく寝るねぇ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛河哀華 - めっっっっっちゃくちゃ面白いです！きっと、作者様の才能ですね、こんな素敵な作品がかけるなんて…。両方好きなのでマジで嬉しすぎです。 (10月13日 19時) (
レス) @page18 id: 32c6fabc5c (このIDを非表示/違反報告)
カロン - めっっっっっっっちゃ面白いです!!また、この物語ができるのを楽しみに待ってます!! (2022年2月7日 20時) (レス) @page18 id: d1a642d90d (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ - めっちゃ面白かったです、、、！更新待ってます (2020年9月22日 12時) (レス) id: 51d8bbe764 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー - えーと簡単に言えば、人気になって欲しいなということです。 (2019年2月4日 17時) (レス) id: a438465b02 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー - このゲームを知らない方にも知ってもらい、色んな方に知ってもらいたいですね。 (2019年2月4日 17時) (レス) id: a438465b02 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ジョーカー | 作成日時：2019年1月21日 18時
