存在ヲ否定スル ページ16
乱歩視点
只、悔しかった
一「此処には乱歩さんと"僕"しかいない」
乱「君がいる」
一「貴方の目の前には"中島敦"しかいない」
乱「じゃあ、君は何処にいるの?」
一「何処にもいない」
乱「…何で否定するの…君はいるのに…」
一「必要ないから捨てるんです」
乱「!」
一「望まれてないから消すんです」
そう言った君の顔は
まるで其れが当たり前というようで
僕には目の前の人間が誰なのか判らなくなった
悔しさもあったけど
悲しかった
僕じゃ頼りないの?
僕は信用出来ないの?
自分勝手なのは判ってる
でも
乱「少しぐらい頼ってくれたっていいじゃないか…」
それっきり彼とは話をしていない
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一番目視点
乱歩さんとあれから一週間一切話していない
因みにおれの部屋である
太「敦君」
一「は、はい」
太「乱歩さんと何を話していたの?」
一「そ、それは…」
太宰さんの目に光が一切ない件について←
太「話せないことなの?」
一「……(汗)」
太「……」
一「……(汗)」
太「やり方を変えよう」ドンッ
一「ヒッ」
あれだあれ、壁ドンの心臓ヒュンってなるやつ←
あれだ、わかるだろ?(分からねぇよby作者)
太「話せ」
一「ヒッ…あ、あのですね…」
太「…」
一「…と、というかどうして知りたいんですか!」
太「そんなの決まってるじゃないか」
太「君について知りたいから」
一「へ?」
太「そんなことより話してくれないかな」
一「うわっ」
太宰さんが顔を近づける
太「話さないなら」
一「は、話します!話しますから!!」
太「じゃ、話して」
一「…必要ないから捨てるんです」
太「?」
一「望まれてないから消すんです」
太「何の話だい?」
一「"おれ"の話です」
太「…へぇ、君一人称おれなんだ」
一「話は以上ですお帰り下さい」
太「あ、その事なんだけど泊まらせて?」
一「帰れ」バタン
太「ありゃりゃ…」
太「まぁ、少し知れたしいいか」
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さてと、さっさと寝よ…
?「復讐しないの?」
一「!!」
?「今なら中島敦の身体を奪えるよ」
一「…あのなぁ"四番目"、おれは別に…」
四「このままだと君は消えちゃうんだよ!!」
一「は?」
四「ボクらは魂だけの状態だからそんなに長くは持たないんだ…中島敦が邪魔をするんだ。このままでいれば君は帰れない」
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愛河哀華 - めっっっっっちゃくちゃ面白いです!きっと、作者様の才能ですね、こんな素敵な作品がかけるなんて…。両方好きなのでマジで嬉しすぎです。 (10月13日 19時) (レス) @page18 id: 32c6fabc5c (このIDを非表示/違反報告)
カロン - めっっっっっっっちゃ面白いです!!また、この物語ができるのを楽しみに待ってます!! (2022年2月7日 20時) (レス) @page18 id: d1a642d90d (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ - めっちゃ面白かったです、、、!更新待ってます (2020年9月22日 12時) (レス) id: 51d8bbe764 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー - えーと簡単に言えば、人気になって欲しいなということです。 (2019年2月4日 17時) (レス) id: a438465b02 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー - このゲームを知らない方にも知ってもらい、色んな方に知ってもらいたいですね。 (2019年2月4日 17時) (レス) id: a438465b02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジョーカー | 作成日時:2019年1月21日 18時