【文スト】一番目のお兄ちゃんは文豪の世界に【ママに会いたい】

Murder on D Street ページ15

一番目視点



乱｢何で行こうとしてるの｣


太｢まだ話は終わってないよ｣


こっわ!!目が笑ってねぇ!!


つか、帰らせろよ!!


変なフラグ建てんなよ!!


この状況誰得だよ!!


何で両腕を乱歩さんと太宰さんに掴まれてるんだろう(白目)


あんたらのせいでこれ四話になったんだぞ(メタい)


その前は一話しかないのに(メタい)


…マジでどうしよ…


乱｢だぁぁもう!!敦行くよ!!｣ｸﾞｲ


一｢うおっ!!｣


太｢あ｣


あ、これ帰ったら太宰さんに殺されるわ


目が死んでる

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一｢…で、話とは一体｣


乱｢行きの電車の続き｣


『一｢"降参"とは云いましたが、"話す"とは云ってません｣


乱｢…｣ｷﾞﾘｨ


一｢…どうしても知りたいなら、ひとつだけ｣


乱｢!!｣


一｢…"名前はない"ですよ｣


乱｢…え?｣


一｢さあ、行きましょうか。遅れますよ｣ｽﾀｽﾀ


乱｢あ、ちょっと!｣ﾀﾞｯ』


やらかした感がする…


乱｢"名前はない"ってどういうわけ?｣


一｢そのままです｣


乱｢あの時さぁ、君の目が赤くなってたんだけど
なにか関係あるよね｣


疑問符が付いてないなんて知りたくねぇ←


乱｢無言は肯定と受けとるよ｣


一｢僕は僕ですよ｣


乱｢君には云ってない｣


一｢此処には乱歩さんと"僕"しかいない｣


乱｢君がいる｣


一｢貴方の目の前には"中島敦"しかいない｣


乱｢じゃあ、君は何処にいるの？｣


一｢何処にもいない｣


乱｢…何で否定するの…君はいるのに…｣


一｢必要ないから捨てるんです｣


乱｢!｣


乱歩さんが目を見開く


一｢望まれてないから消すんです｣


ママはおれをすぐに××××で殴り潰した


復讐なんかよりも絶望の方が大きかった


望んでないなら何で産んだんだ


必要ないならどうして





.








.









.









.






おれらに存在を与えたんだ

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