【鬼滅の刃】鬼を愛した少女【鬼舞辻無惨】

漆 ページ7

数刻後




あれ？見慣れない天井...私どうして...



無｢目覚めたか。急に倒れ込んでくるものだから心配したぞ？｣



『...え、ムザンサマァァァァア！？！？』



無｢寝起きから騒々しい奴だ。だかそこもまた愛い｣



心配したとか愛いとかなんかもうこんな美形に言われたら即堕ちなんですけどてか堕ちてますけどこれ以上私をどうするつもりですか



『というか私、寝てたんですか？』



無｢それはもうすやすやとな｣



『ひぇぇ申し訳ございませんでした...』



無｢なぜ謝る？｣



『お手を煩わせてしまったので』



無｢私はそんな風には思っていないしお前が無事ならばそれでいい。だが次からは先に言え、生きた心地がしなかった｣



『はい...』



は？イケメンがすぎませんか？お顔だけでなく中身までイケメンなのですか？もう生きた心地がしないのはこちらですよ無惨様



『ありがとうございます』



無｢...ああ。お前はもうしばらく寝ていろ。私は鬼たちに命令を出してくる｣



『ン？』



無｢なんだ？｣



『鬼たち？』



無｢鬼たちだ｣



『鬼って...鬼？』



無｢鬼は鬼だが｣



『鬼！？無惨様鬼なんですか！？』



無｢言ってなかったか？｣



『間違いなく言ってないですね！え！じゃあ堕姫さんや妓夫太郎も鬼なのですか！？』



無｢無論だ｣



『私...もしかして食事として連れてこられてる感じです？』



無｢そんなわけないだろう。食べてしまうには惜しすぎる｣



『え、ほんとに人食べる系の鬼なんですか？』



無｢人食べない系の鬼なぞこの世にはいない｣



『ぴぇぇまじか』

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