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9言 ページ9
涙。
なんでだろう。
自分の醜い雫が頬を伝う。
気持ち悪い。苦しい。辛い。助けて欲しい。
止まって欲しいのに止まってくれない…
どうしても周りと比べてしまう
何もできない自分と当たり前のようにやってのける周りの人々。
孤独な僕と居場所がある人達。
苦しくて仕方のない僕と楽しそうに笑う君。
どうしてこんなに違うのだろうか…
神様なんてものは信じていないけど
あまりにもこの差は酷すぎる。どんなに努力しても
悔しい思いをしても。
御伽噺の中に出てくるキラキラと輝いている人達。
スポットライトのあったってない僕。
どうすれば頑張れば綺麗になれるのだろうか
一口こぼれ落ちたら止まらない愚痴。
ボロボロと勝手にこぼれ落ちる。
迷惑だっていうことはとっくのとうにわかってる。
それでも…ワガママだっていいじゃないか。
だから教えて？馬鹿でどうしようもない僕に。
素直に慣れない僕に。
「どうすれば僕も綺麗に慣れますか？」
(助けて苦しい)
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作者名：犬 | 作成日時：2021年3月4日 12時
