帰る場所 12 ページ13
実家で喪服から私服に着替えて、母ちゃんにお膳を渡して、俺らは予定より早めだけど帰ることにした
母ちゃんは気を使ってるのか使っていないのか、よく分からないけど、何も変わらず接してくれてる
和くん、おかえり、って、ふと出てきた言葉なんだと思うけど、ポロッとそんなことを言った
ニノは、少し戸惑ってるけど、ただいま、と返した
ほらね、帰る場所なんだよ、ここも、ニノの
「ちゃんと食べんのよ？和ちゃん細くなってるから、」
和「そんなことないよ」
「あるの、線が細くなったよ、今度ゆっくり泊まりに来なね？里帰り」
雅「母ちゃん俺は？」
「あんたはオマケくらいよ、ね、またね？」
和「うん、ありがとうございます。」
雅「じゃあ、ありがとね、また」
バイバイと手を振って、また車に乗り込む
父親の七回忌はどうするのかな、って俺らはちょっと考えてたけど、まさかあんな形でニノが直面するとは思ってなくて、予想外
俺らが知らないところでも、こんなことになってたのかな
少し顔色が戻ってきたけど、顔は疲れきってる
そりゃ、夜もうまく寝れなかったみたいだからさ、疲れるよ
雅「シート、倒そうか？」
和「ん？」
雅「眠くないの？目が眠そうだけど」
和「んー、ねむいね」
雅「倒していいよ、寝な？ほら」
行きもかけてあげてたブランケットをまた手渡す
珍しく大人しく目をつぶった
いろいろ考えてんだよな、ものすごく動くその頭で
働きすぎる理性でいろんなもの考えてんだよな
そこに、俺らもそばにいたいんだけど、どう？ニノちゃん
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泪(プロフ) - sarahさん» こんばんは。コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉です...。これからも飽きずに、覗きに来てくだされば嬉しいです！これからもよろしくお願いします。 (2017年10月29日 22時) (
レス) id: 9987b4924d (このIDを非表示/違反報告)
sarah(プロフ) - 最初から読ませていただいてます。ストーリーが大好物で、ほんとに楽しみにしてます^ ^これからの展開もドキドキしてます！応援してます (2017年10月29日 9時) (レス) id: b09053cf22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泪
| 作成日時：2017年10月23日 17時
