幼なじみの彼は好きな人が出来たらしい？(WT) (ページ7)

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六話　大丈夫？ページ7

放課後

『やっと終わった～』

もう疲れたよ～。てかなんかめまいがするな～
だるいな～

私は机に顔を伏せた

ひ「えっA大丈夫？顔は....めっちゃ赤いじゃん。熱？体温計持って来るね」

そう言いひずさは教室を急いで出た。やっぱひずさは優しいなと思いながら
ぼーーーっとしていたら

なか「A大丈夫？」

なかむが話しかけてきた。マジか！と思いながら

『多分大丈夫』

と返答をした。ひずさが帰って来てオンドで熱を測ったら38.8℃だった。
久しぶりにこんな熱出したわ。まあそんなこと考えてる暇ないんだけどね。

ひ「高！？お母さんに来てもらって帰りな」

えっお母さんか....今日夜中まで仕事なんだよな。無理なんだよな。

『お母さん居なくて無理なんだよ』

ひ「そうか......」

なんとかして帰れるような方法を考えていると

なか「俺と一緒に帰るか？少し歩けるようだったら付き添うよ」

といった。それはなかむにめっちゃ迷惑をかけると言うことでは....
それは無理だな。断ろう....

『それは無理。迷惑かけるし....』

なか「大丈夫だよ。しんどいんでしょ？相手に頼るべき時もあるんだよ」

そういった。これ以上何を言っても通じなさそうなんでやめます。
やっぱこういうところが優しいんだよな

『ありがとう。じゃあいこうか...』

なか「そうだね」

私たちはゆっくりと教室を離れ、下駄箱に向かうため歩いた。
その様子を後ろから笑顔で見られているとも知らずに。